英会話大名

福岡市中央区大名にある英会話教室、ランゲージスクール

TEL.070-6593-0650

福岡県福岡市中央区大名 英会話大名は英会話西新と統合しました

ブログ
英会話ブログ|サイト管理人(英会話大名福岡)のブログです。

ブログ一覧

大学入試制度改革、英語試験の改革について

大学入試制度改革について提言が進んでいます。特にここでの話題としてはその中でも当然に英語に限られてくるわけですが、入試の英語改革については、従来の大学の課す英語の試験に並行させる形で外部の英語資格試験スコア利用しようという動きがあります。外部の英語資格試験というのは、例えば、実用英語検定(いわゆる英検)、IELTSTEAPなど民間の認定試験機関が行う英語技能を評価する試験です。

日本の多くの英語学習者がかかえる口頭(オラル)の英語力の不足と試験改革

英語の入学試験に代えて、又は選択肢として外部の英語資格試験を使用するという動きの背景には、高校を卒業して大学に進んだ学生の英語力、特に口頭(オラル)の英語力が不足している、あるいはその後社会に出て業務をするときに職業人の平均的なオラルの英語運用能力がはるかに不足しているという現実と、またその状況を解決したいという情勢があります。

選択肢が増えたことは受験生にとって好ましい進展で、英語資格試験を受けてスコアを先に取得することにより英語科目の受験勉強を先に終わらせ受験勉強を残りの科目に集中することができます。短い受験期間に勉強する科目を減らすことにより受験生の負担が減ります。

これらの外部の英語資格試験は各試験に特徴がありますが、一般の大学の英語入学試験の問題と比較して一般的にいえることは、いずれもリーディング技能以外に、リスニング、ライティング、スピーキング技能の評価が盛り込まれているという点です。たとえばIELTSTOEFLでは4技能はそれぞれ均等に評価され、TEAPではリーディングとスピーキングのモジュールとスピーキング及びライティングのモジュールを選択して受験する、またTOEICでは基本はリーディングとリスニングだけの評価ですが割合は均等になっています。このように各試験によって評価項目が違うので、受験大学あるいはその他提出先で受け入れる試験が複数あるのであれば、自分の英語能力に合わせて最も実力が発揮できる試験を利用するのがいいように思います。

英語4技能を評価する英語資格試験導入の背景

大学入試にリーディング以外の技能を盛り込んだ外部の英語資格試験を導入するという動きの背景にあるのは、現在実施されている大学の入学試験がリーディングの評価だけに偏っており、これがオラルの英語力をより重視する学習要領を文部省などが指導しても高校側(高校の教師及び高校生)でオラルの英語の学習に力を入れる結果になれないという反論と現状分析があります。大学入試を変えれば高校での英語教育が変わるという論理です。

私は高校時代、大学入試には関係ないと知っていても体育が一番好きで一番力を入れましたし、また例えば国語の入試問題では基本的に読解の問題しかないけれどもそれで高校生のオラルの国語力が伸びないという原因にもなりませんから、上記の大学入試が変われば「自然に」高校の英語教育が変わる、つまり高校生が英語についてよりオラルの技能を重視する勉強をするようになる、というのは少しばかり論理的な根拠に欠けるところがあり、あるいは議論の飛躍か誤認かもしれません。英語について大学入試を変革することとは別個に高校での英語のカリキュラム(そしてもっと肝心なことはその実践手法)を変革する具体的で実効的な方策をうつ必要があるでしょう。

英会話大名でのネーティブ英語の実際的学習

英会話大名では、かねてより英語の学習はオラルから引っ張るという指導方針であり、学校のカリキュラムで物足りなく感じている高校生の方には喜んでいただける「使える英語の学習の場」を提供していると思います。英語はしゃべれるようになれば、書けるし読めます。ネーティブ英語の英語教授サービスを提供する英会話・英語スクールです。

大学受験関連のサービスに関するページ:
TEAP受験対策
SAT受験
英語塾
英検クラス
大人向け英検準1級クラス
英検1級プライベートクラス

永江俊一
英会話大名
福岡県福岡市中央区大名2丁目

IELTSの必勝ライティング勉強法

アイエルツのライティング

IELTSアイエルツ対策ライティング(作文)勉強法を考えてみましょう。

IELTSの試験問題はタフです。TOEFLとIELTSのスコアの両方が認められる大学を志望する場合、一般的にはどちらを選んだほうがいいいでしょうか?
答えは分かりきっています。もちろん両方です。両方受けてどちらか少しでもよい評価がだせた方で提出先にアピールしましょう。

TOEFLとの比較の上でのIELTSの特徴

IELTS(のアカデミックモジュール)とTOEFLはどちらも目的は類似しており、試験内容もリーディング、リスニング、スピーキング、ライティングの4技能を均等な比重でテストする様式となっています。但し、試験の方法がIELTSがコンベンショナルな対ペーパー対人の試験であるのに対して、TOEFLは主力はインターネットベースとなっています。試験にインターネットを利用するのは合理性に優れていると思うのですが、一方これが弱点でもあり、試験が比較的小規模な多数の試験会場で行われることもあり不正な受験を排除するのに困難を伴うように思います。

試験の方式が異なるので個人によって各試験に対する得手不得手が生じることが予想されますので、志望の大学が幸運にも両方のスコアを受け入れるのであれば、当然TOEFLとIELTSの両方の試験を受け、自分の英語の成績を高く評価する結果となったスコアを使用すべきです。自分が福岡県に住んでいれば、IELTSの試験は福岡を受けた後必要に応じて京都まで受けに行くなど、試験の機会を増やしましょう。あまりあってはいけないことですが、実際的に採点者が変われば結果も多少は変わるかもしれません。IELTS、TOEFLともに受験料は安くはありませんが、スコア/バンド取得の及ぼす重要性をかんがみると僅かな受験料を気にしている場合ではありません。またTOEFLは(福岡の場合)いくつも試験場がありますので受けやすいところに早めに予約しましょう。

各試験の問題の難易度は、上記のように出題・回答の仕方が異なるので直截的に比較できず、難易度の結論を決めつけるのは難しく、受験者の好みにより結論は異なってくるのではないかと思います。要は各個人の受験者がどちらがやりやすいと感じるかということでしょう。私自身の意見としては、リーディングのパッセージについてIELTSの方が若干分量が多いことからうかがえるように、わずかにIELTSの方がTOEFLに比べて難しいほうに振った試験ではないかと思います。繰り返しますが、断定しているわけではありません。また、出題の問題がどちらがむつかしいかということは結果がどちらのほうが出しやすいかというのとは別の話です。これらの試験は他の受験者と比べてどのくらいに位置するかということが重要なので、むつかしい試験問題だからあなたのスコアが下がるということではありません。

IELTSのライティング問題の回答法

さて、本題のアイエルツライティング問題の勉強法ですが、「敵を知り己を知れば百戦危うからず」なので、ケンブリッジ大学出版の発行する練習問題とその模範解答等をできる限り多く「暗記」します。少なくともタスク1タスク2問題タイプのそれぞれについて100問くらいの問題例を読み、模範解答を読みます。ライティングの答えはもちろんひとつではありませんが、この際そのような理屈はよそにおきましょう。模範解答を徹底的に覚えます。固有名詞から冠詞、前置詞に至るまですべて暗記します。

アイエルツのライティングの問題はタスク1とタスク2の2問ありますが、1問目はグラフ、機械その他のものを「記述」させる問題、2問目はあることについての問題提議がされ、それについて受験者の考えを述べさせる問題です。当然タスク1とタスク2の書き方は全く異なりますが、タスク1とタスク2それぞれは対象物が変わっても記述と意見を表明するということにおいて本質は同一であり、書き方は多くを流用できます。

タスク2のエッセイの設問にはいくつかバリエーションがありますが、そのうちの典型的な模範解答の多くが、設問のステートメントについて自分の立ち位置・立場を決め、イントロダクションのパラグラフで自分の立ち位置を表明しかつどのような論点についてどのように議論していくかを簡潔に表明し、それから各論点を2つか3つあげてこれに具体例、事実などでサポートし肉付けしたボディを展開してそれぞれの段落を構成し、最後に再度自分の意見をまとめる結論のパラグラフでしめくくるという形式になっています。真ん中の2枚(又は3枚)の肉(ボディ)をイントロとコンクルではさみこむハンバーガー形です。このエッセイタイプの作文はトフルの解答例でもほぼ共通なことが分かります。

自分の立ち位置を決めるときには、議論しやすい立場をとるべきであることはいうまでもありません。このアイエルツのエッセイは、受験者の思想を問うものでもなく、発想の独創性を競うものでもなく、単に英語の作文の能力を測る試験ですから、その目的にそって奇をてらわず自分により身近な具体的な議論がしやすい立場をとります。その方が議論しやすければ自分の個人的な意見とは逆の立場をとっても一向に構いません。また、制限時間と適切な単語数からして、あれもこれもと話題を広げずに2つか3つの論点に絞り込み、絞った論点に集中して深く掘り下げていくことにより必要な単語数を稼いだほうが良好です。従って、論点は必要な語数がそれで満たせる限り、一般的には3つよりも2つの方が有利でしょう。

この場合、段落はイントロ、ボディ2つとコンクルージョンの合計4つになります。あるいは議論にめりはりをつけるためにある論点に対して別の観点などを挿入すると段落は5つです。仮に全解答の目標単語数を280単語とすると、5で割って1段落56単語、受験者が無理なく(文法的に破綻させることなく)作文できる節(clause)の平均単語数が10単語程度だとすると、平均で合計5分節ほどからなる数個の文章で段落を構成することになります。

ライティング問題の模範解答暗記のすすめ

暗記の利点ですが、一つには書き方のひとつのスタイルが定着すること。このスタイルを「テンプレート」または「ボイラープレート」と呼びましょう。100問の例題の模範解答を暗記しておけば、実際の試験では出題される対象物についてそれぞれのテンプレートに文章を「流し込み」できます。もうひとつには、ライティングの評価項目として文法等誤謬のないこと、正しいシンタックスに従った英文であることが求められますが、暗記した文章は当然ながら英語について誤用がありません。減点されない文章なのです。

試験なのに自分の文章を使用しないのは卑怯ではないか、との心配は無用。暗記をなめてはいけません。司法試験、会計士試験、不動産鑑定士試験いずれも有数の資格試験ですが、すさまじい量の文章をただただ「暗記」させられます。会計基準、鑑定基準、これらは一文字一句たがえずに暗記しなければ合格できません。暗記するまで読み込むことによってはじめて本質が本当に理解できると考えられているのです。例を外国に求め過去に遡れば、中国の役人登用の科挙の制。この試験では膨大な量の四書五経の一文字一句まで暗記するのが前提。300単語の英文模範解答の100問の暗記など○(伏字)みたいなものです。裁判官の下す判決文、公認会計士のだす監査報告書、不動産鑑定士の発行する鑑定評価書、これらすべてテンプレートに流し込みされた文章で、ほぼ同じことが書いてあります。自分独自の文章を書きなさいなどという試験要項はありません。試験の準備として問題例の解答例を暗記することはカンニングではありません、正攻法の試験準備勉強です。司法、会計、不動産の専門家はテンプレートを使うことにより彼らの書類はいつでも必要にして十分な事項が網羅された100点満点の書類になります。これらの高度なたいへんな試験と並べることはおこがましいことかもしれませんが、IELTS受験生も暗記した模範解答を基にして生成したテンプレートを活用してなんら恥ずべきことはありません。

それでもいやエッセイとは自分の考えを展開するものであり、その展開する仕方や内容は個人個人で異なるはずであり、テンプレートに入れ込んだり、人の英文をまねた紋きり的な構成や言い回しをするのはすかんしまた自分なりのユニークな構成や言い回しのほうが評価されるはずだ、という頑固な意見の方もいらっしゃるでしょう。結局は論理的で理知的でアカデミックな英文を書けばよろしいという結論には間違いはありません。但し、アイエルツの作文の評点は例えば直木賞や芥川賞の受賞者を選ぶこととは違いますので、スコアは普通より少しだけ高い英語力を持つ多くの凡庸な人が採点の規準に基づいてたくさんの受験者の書いたそう上手ではない英語のエッセイを一定の観点から採点することを考慮してその信念は試験では少し妥協しましょう。平凡でも確実ななるべく評価されやすい、つまり採点者から見れば採点しやすい定石に従った文章を書いておくほうが無難で、スコアという目的では良い結果になりやすいように思います。

模範解答を100問暗記してもライティングで高バンドを取れなかったらどうするか?
そうですね、その場合はテンプレートに流し込んだ回答者独自の英文の単語や用法の中に大きな誤りを含んでいることが考えられるのでおそらく基礎的な英語力が欠如しています。暗記した100問のボイラープレートをあてはめても正しい英語が書けないのであれば、IELTSを受けて受理される結果がだせるところまで英語運用力が達していないと一旦あきらめるか、もしくは800単語くらいのボキャブラリでも取り組める簡易な英文を100冊くらい読んで基礎的な英語をやり直ししてから再度挑戦しましょう。簡易な英語を繰り返し読めば、「読める文章は自ずと書ける」という真理に導かれ必要な作文力は備わるものです。(ところで、この簡単な英文の物語を読みまくるという勉強法は非常にパワフルな効果があり、普通はこれでリスニング、スピーキングとライティング、リスニングスピードの問題が速やかに解決します。)たとえ結果的に模範解答を100問暗記しても所期の結果がでなかったとしても、模範解答を暗記しなければもっといいスコア/バンドが取れていたのに、ということは絶対にありません。安心して模範解答を100問暗記しましょう。100問暗記する時間がない場合は1問でも、2問でも能力と時間の範囲内で最大数の模範解答例にあたり、不完全ながらテンプレートを暗記していれば少しは足しになります。

英会話大名のIELTSアカデミックライティング

英会話大名のアイエルツアカデミックライティング@福岡のクラスではマンツーマンネーティブ講師が受講者の書いた作文を添削してエッセイの効果的な構成、文章の正しいシンタックス、文法、使用すべき単語を的確に指導します。受講者はエッセイの構成などを暗記したテンプレートに流し込み記述してもなお流暢に書けない部分について、先生から赤ペンを入れてもらい、作文の精度をあげます。IELTSアカデミックライティング(学術用英語の作文)の添削は必ず英語ネイティブの先生にしてもらってください。日本人の方でも英文を直せる力量を持った方はいるでしょうが、おそらく私塾で英語の先生などはしていないはずです。IELTSの講座に関する問合せは当ウェブサイトのメニューから「問い合わせ」をクリックして英会話大名にメールしてください。

永江俊一
英会話大名
福岡市中央区大名2丁目

英語の勉強の仕方

先日「英会話教室に行こう!」というブログ記事を書きましたが、本日はその続編です。なぜ英語は英語人に習え!なのかをもう少しお話しします。これは効果的な英語の勉強法という普遍的なテーマにつながります。

人間の学習とは人のすることをまねて覚えます。ですから、へたな人に習ったのでは少しもうまくなりません。

私は学生の時に数学がよくできました。数学は自分で解かなければダメだ、と世間ではよく言われます。うそっぱちです。ひととおりの定義や定理を学校の授業で習った後、私は試験以外で数学の問題を自分で説いたことはほとんどありません。数学は鉛筆をもって勉強してはいけません。時間がもったいないからです。鉛筆に頼って頭を使わなくなり、また覚えようとしなくなるからです。問題集の問題を「読み」、答えを「読む」と答えに導くための最も効率的な道順が書いてあります。それを見て「なるほど」と思えば、最も早く正しい道を覚えます。イメージを繰り返しながら何回か読むとさらによいです。「回答にいたる最も正しい道順」がすぐに頭に定着します。数学は答えのパターンをいくつか仕込んでおくと実際の試験では頭の机の中にしまってあるパターンのうちから一つを取り出してきて計算をしていくだけの作業になります。計算間違いをしないだけの計算力は必要ですが、それ以外は上手に回答してる人の解答(つまり模範解答例)をまねて再現するだけのことです。

勉強の効率が悪い人は、問題を読んで、鉛筆を持って一生懸命に問題を解こうとします。そして時には1時間くらいかかって行ったり来たりしたあげくにたまたま解けたりもします。その努力が知識を深めると思いますか?違うと思います。無駄な解き方を覚えただけで害にしかなりません。正しい道をたどれば30分で問題集の問題を読み、さらっと回答を読んで10問くらいの問題の解法が分かります。一方、解法、すなわちうまい人の解き方を無視して鉛筆を持って知りもしない問題を自分で解こうとする人は30分では間違えた解法の「残骸」しか残りません。次に同様の問題が出題されるとまた同じように誤った回り道をして答えがでないでしょう。答えがでたとしても非効率な解法で余計な時間がかかったものと思います。10個の知識を得た30分と、間違ったやり方を身に着けてしまった30分の違いが蓄積されていきます。大変な失敗です。少なくとも高校生くらいまでの基礎的な数学ではそうです。

英語も「これが主語で、どれが修飾語でどの語句にかかって」とか、屁理屈をこねくり回した話を日本語で100時間聞いても実際の英語の現場では何の足しにもなりません。基本的な文法を学んだあとは僕はほんとうに英語を知った人、英語の達人、すなわちある英国の作家の本を読みまくりました。その作家のうまい書き方を自分も書けるようになりたいと思い、書き方のまねをしようと何度も読み返しました。つまり、数学同様、うまい人の実践のまねをして学習をしたのです。たとえば、その作家は重要な人物のことを「a man of importance」と書いていましたので、私自身よくまねして使用しましたが、学校のテキストブックでは「重要な人とは名詞の前に形容詞のimportantをおいてan important man」という説明しかしてくれません。つまりません。名詞のあとにofをつけて名詞をつけて前の名詞を形容するというのは実践で覚えました。英語を覚えるという目的の前で、英語の理屈を語る日本語を1時間聞くくらいなら子供の話す生の英語を1分聞いて遊んだほうが英語の上達という観点でははるかに役に立ちます。

勉強であれ、スポーツであれ、すべて学習は古来から上手な人の実践の仕方を手本としてまねて覚え、そしてその人のやり方をひととおり学び終えたのちに初めて自分流の道を開き、道を究めて行くのが上達の最短の近道です。言語もそうです。英語を学ぶのであれば英語の達人に学ぶべきです。あやしげな英語をまねしても害にしかなりません。たとえば皆さんは日本語をどうやってマスターしたでしょうか?母親や家族、学校の大人たちの話す上手な日本語、また小説家の書く上手な日本語を真似して日本語をマスターしたはずです。日本語のあやしい外国人から日本語を学ぶと「ヘンな日本語」しか知らず、あるいは混乱して習得できなくなってしまうことは明らかで、日本人にとって英語は第2外国語だから適当な英語をあやしげな英語話者から習っても構わないという心持ではいつまでたっても英語を自由に運用できるようにはなりません。英語は完全な英語を使用する人の話す英語を聞き、完璧な英文を書く人の英文を読んでまねして覚えるのが最速の英語上達法です。

数学あるいは論理学などの考え方に帰納法という考えがあり、これは多くの実例や観察される事象から一定のルールを結論付けて法則を導き出す論理です。言葉の文法の理解や単語の意味の習得はこの帰納法によるところが多く、話者が話している言葉を多く聞き、筆者が書いている多くの文章を読むことにより、その多くの(正しい)使用例から一定の法則があることに気づき、多くの人が従う文法を自分なりに理解し、単語の意味を推定(インファランス)して知らなかった単語の意味を覚え順次自分のボキャブラリにしていきます。ここで重要なのは、一定のルールを効果的に導くには観察する口頭での英語や書面での英語の文章、用語の意味がすべて正しい用法をしているということが前提になります。例えば定冠詞の用法で、すべて正しく使用された使用例をたくさん観察し続けることにより、帰納的に定冠詞の使用における法則(文法)を覚えます。このとき、誤った使用例が混じれば混じるほど、文法を帰納的に理解することができなくなり、何が何だか分からなくなるか、最悪誤った文法を覚えます。

私は産業翻訳を生業としており、時に日本語から英語への翻訳をします。英語をネーティブとする日英翻訳者からは日本人が英訳をしてはいけないと非常に強く非難されます。何故?それは英語ネーティブでない人が英語を書くと読むに堪えないへたくそな英語にしかならないという理屈です。僕は12歳から40年以上正しい英語を読みそれを手本として英語を書いてきましたが、それでもネーティブでない言葉は訳者として書いてはいけないという人がいます。それくらい、言葉を完全に駆使できるレベルにするのは難しいということです。

中途半端な英語の話者から英語を学ぶなかれ。もちろん英語ネーティブであれば英語を教える知識があるとは限りません。しかし英語ネーティブでない英語話者の英語であなたがまねして学習するに足るものはほとんどありません。英語はほかの科目同様、あるいはそれ以上に、完全な知識(英語)をマスターした人(これはほとんど英語ネーティブの人と同義に等しい)の使う英語をまねして学ぶべし。それ以外は百害あって一利もありません。

永江俊一
英会話大名
福岡県福岡市中央区大名2丁目

英会話教室に行こう!

英会話教室に行こう!」というブログの題名は、塾に通われている小学生、中学生、またご父兄の皆様へのお勧めの提案です。

日本にはたくさんのがあり、たくさんの小学生、中学生のこどもたちが通っています。小学校、中学校の側でも塾を否定するのではなく学校の勉強を補完するものとして積極的に民間の塾をとらえようとする動きがありました。学校では「ゆとり教育」というスローガンのもと学校でのカリキュラムを削減していった背景があり、おそらく不足していた学校での勉強時間を補足するものとして民間の塾は教育において重大な役割の一部を担ったものと推測します。
日本には封建時代のころより「寺子屋」という草の根の学習機関があり、日本人の勤勉な性質とも合致している自然な存在なのでしょう。

ところで私が小学生、中学生であった昭和40年代、50年代のころは塾というものはほとんどなく、中学校も現在のように私立中学に進学する受験というものも一般的でなく、また高校も受験生としては一部の難関の進学用私立校を除き大多数の学生は基本的には公立の高校を志望するというパターンでした。公立の中学校に通学して、当時は土曜日も午前中に授業がありましたし、それ以上の勉強の時間を外に求める需要というのは特になかったように思います。そのころ仮に塾を開いたとしてもすぐにつぶれていたのではないでしょうか、近所にじゅくを見かけた記憶がありません。

時は移り、小学校・中学校ではゆとり教育が行われ、多くの子供たちは塾に行って補習をするようになりました。

この状況で学習意欲の高い生徒は公立中学校を選ばず私立進学中学校へ進学することが多くなりましたが、さらに
つい最近では文部省はゆとり教育を見直し、学習カリキュラムを増加するという先祖帰りをしています。

そうすると、今では子供たちは以前ほど塾に行く必要性はなくなったのではないでしょうか?あるいは塾で勉強する時間を以前ほどとる必要はなくなったのではないでしょうか?

というわけで、今日のブログはこれからは多くの仕事で必ず必要になる「使える英語」を学ぶために「英会話学校に行こう!」というセルフプロモーティングで手前味噌な話題でした。福岡 英会話大名では英検受験に対応したクラス、TEAP、TOEFL Juniorなどに対応できるスピーキング、ライティング能力など英語の4技能が育つ英語を提供します。

マンツーマン英会話の英会話大名|福岡市
代表:永江 俊一

アカデミック英語能力判定試験

アカデミック英語能力判定試験

 

アカデミック英語能力判定試験とは?

翻訳には2つのアプローチがあり、ひとつは書かれた日本語を直截的に逐一他言語、例えば英語に変換しようとする姿勢あるいは立場で、もう一つは意義を重視し、元の言葉の字面に囚われずにその意義を表現するのに最もふさわしい他言語での表現に変換しようとする立場です。前者は直訳と呼ばれ、後者は意訳と呼ばれます。

アカデミック英語能力判定試験ですが、これを直訳するとどうでしょうか。アカデミック英語は、Academic English と直訳できます。しばしば直訳というのは「誤訳」の代名詞みたいに使われ、意訳ができるほど英語能力の高くない人によるまやかしの翻訳みたいに批評されることがありますが、これは非常に誤った認識で、たいていの場合は直訳が翻訳としてベストの正しい翻訳のアプローチです。例えばアカデミック英語をその他の英語にすることはいくらでもできますが、しかしそのほかの言い方にすればどこかに訳者の勝手な「解釈」 が入るといわざるをえません。

能力判定はどうでしょうか。能力はcapabilityとかability、能力の質によってはcapacityなども使いますし、英語という言葉との関連では流暢性のfluencyやproficiencyもありでしょう。英語の場合はknowledgeでもいいでしょう。英検はTest of English Proficiencyで、proficiencyを使っています。判定はevaluationとかassessmentとかあり、試験はexaminationなどもありますが最もシンプル、ストレートにtestでいけるでしょう。すると、アカデミック英語能力判定試験は、ひとつにはAcademic English Proficiency Assessment Testと直訳できます。

さて、正解はどうでしょうか。実はアカデミック英語能力判定試験Test of English for Academic Purposesに対応する日本語です。略してTEAP(てぃーぷ)。 

Test of English for Academic Purposesを逆に和訳すると、Academicは一般的には学術あるいはカタカナでアカデミックと言われることが多く、purposeは目的とか用途とかあるので、Academic Purposesだと学術用英語と捉えることが出来ます。すると、Test of English for Academic Purposesは「学術用英語試験」というのが順当な訳になります。

でも「アカデミック英語能力判定試験」の方が格好いいですよね。ここが、翻訳の限界であるところで、言葉はやはりその言語だけで語るべきもので、他の言語に「翻訳」するとどうしても稚拙な表現になったり訳出された言葉では不自然な表現になったりすることがあるというお話でした。

Test of English for Academic Purposes=アカデミック英語能力判定試験

です。

では、アカデミック英語(English for Academic Purposes)とは何か?という話題は後日ブログで取り上げる(かもしれない)話題にします。

⇒ TEAP対策の英語塾英会話大名
福岡市中央区大名