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アカデミック英語能力判定試験

アカデミック英語能力判定試験

アカデミック英語能力判定試験

 

アカデミック英語能力判定試験とは?

翻訳には2つのアプローチがあり、ひとつは書かれた日本語を直截的に逐一他言語、例えば英語に変換しようとする姿勢あるいは立場で、もう一つは意義を重視し、元の言葉の字面に囚われずにその意義を表現するのに最もふさわしい他言語での表現に変換しようとする立場です。前者は直訳と呼ばれ、後者は意訳と呼ばれます。

アカデミック英語能力判定試験ですが、これを直訳するとどうでしょうか。アカデミック英語は、Academic English と直訳できます。しばしば直訳というのは「誤訳」の代名詞みたいに使われ、意訳ができるほど英語能力の高くない人によるまやかしの翻訳みたいに批評されることがありますが、これは非常に誤った認識で、たいていの場合は直訳が翻訳としてベストの正しい翻訳のアプローチです。例えばアカデミック英語をその他の英語にすることはいくらでもできますが、しかしそのほかの言い方にすればどこかに訳者の勝手な「解釈」 が入るといわざるをえません。

能力判定はどうでしょうか。能力はcapabilityとかability、能力の質によってはcapacityなども使いますし、英語という言葉との関連では流暢性のfluencyやproficiencyもありでしょう。英語の場合はknowledgeでもいいでしょう。英検はTest of English Proficiencyで、proficiencyを使っています。判定はevaluationとかassessmentとかあり、試験はexaminationなどもありますが最もシンプル、ストレートにtestでいけるでしょう。すると、アカデミック英語能力判定試験は、ひとつにはAcademic English Proficiency Assessment Testと直訳できます。

さて、正解はどうでしょうか。実はアカデミック英語能力判定試験Test of English for Academic Purposesに対応する日本語です。略してTEAP(てぃーぷ)。 

Test of English for Academic Purposesを逆に和訳すると、Academicは一般的には学術あるいはカタカナでアカデミックと言われることが多く、purposeは目的とか用途とかあるので、Academic Purposesだと学術用英語と捉えることが出来ます。すると、Test of English for Academic Purposesは「学術用英語試験」というのが順当な訳になります。

でも「アカデミック英語能力判定試験」の方が格好いいですよね。ここが、翻訳の限界であるところで、言葉はやはりその言語だけで語るべきもので、他の言語に「翻訳」するとどうしても稚拙な表現になったり訳出された言葉では不自然な表現になったりすることがあるというお話でした。

Test of English for Academic Purposes=アカデミック英語能力判定試験

です。

では、アカデミック英語(English for Academic Purposes)とは何か?という話題は後日ブログで取り上げる(かもしれない)話題にします。

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