英会話大名

福岡市中央区大名にある英会話教室、ランゲージスクール

TEL.070-6593-0650

福岡県福岡市中央区大名 英会話大名は英会話西新と統合しました

ブログ
英会話ブログ|サイト管理人(英会話大名福岡)のブログです。

ブログ一覧

2015年度第3回英検準1級試験(平成28年1月24日実施公開テスト)回答例

2015年度第3回英検準1級試験(平成28年(2016年)1月24日実施公開テスト)リーディング問題回答例:福岡

記事投稿日:平成28年1月24日

福岡:本日平成28年1月24日に日本英語検定協会による各級の英検試験が行われました。今日(2016年1月24日)は福岡市では大変な積雪となり、英検試験会場(福岡女学院大学2015年第3回英検会場)への足が乱れ入場に苦労もあったようです。英会話大名に通われる生徒さんが早速答え合わせができるように以下に英検準1級の回答例を一部解説とともにお知らせ(速報ベース)します。本ウェブページおよび英検準1級解答例は本英語塾・英会話教室に通われる生徒さんへの情報の提供という意図をもって本スクールの生徒さんが使用できるように本ウェブサイトに掲載するものなので、本スクールの生徒さんでない方がこのウェブサイトを閲覧することによって結果することについて筆者は何ら責任を負いません。また本スクールの生徒さんでない方から質問等があっても同じ理由でそれらにはお答えできません。一般の閲覧者に対して内容が正しいことについて一切の保証をしていません。さらに、内容についてテスト機関である日本英語検定協会の検討は一切受けていませんので、公式の回答を必要としている方の閲覧には適していません

※本投稿記事の内容については、筆者は本スクールの生徒さんに対してだけ責任を負います。

2016年1月24日実施公開テストリスニング問題

省略

2016年1月24日実施公開テストリーディング問題

平成28年1月24日実施公開テスト解答例(速報ベース:解答例については上述のとおり、あくまでも個人の主観であり解答例が正しいという保証はありません。また今後公式の正解が発表されたのちにもこれを反映するアップデート等は行いません)は次のとおりです。作文については回答は無限にありますので、ひとつの参考例としてください。

1)
1: 1
2: 3
3: 2
4: 4
5: 1
6: 2
7: 2
8: 1
9: 1
10: 3
11: 4
12: 2
13: 1
14: 3
15: 1
16: 2
17: 4
18: 1
19: 2
20: 3
21: 1
22: 2
23: 3
24: 1
25: 4
2)
26: 1
27: 3
28: 1
29: 4
30: 2
31: 4
3)
32: 2
33: 3
34: 4
35: 3
36: 1
37: 2
38: 4
39: 3
40: 3
41: 1
4)

(作文解答例::回答の一例をあらわすもので、以下の作文に限るわけではありません)

Hi Katherine,

Thank you for your e-mail.

I think many children play indoors too much these days.
When I was a child, I used to spend time with my friends playing outside. I believe I learned a lot from that experience and I personally would like to see my children play outdoors more.

Many students sleep less probably because they are very busy with studies and with other things. With the introduction of modern technologies, such as mobile phones and computer games, they may have less time sleeping.

I am glad to hear that your son started learning cooking. I think it is important to learn how to cook from an early age because cooking is one of the most useful skills in life. I hope he enjoys it.

I look forward to hearing from you soon.

Miki (138 word)

平成28年1月24日実施公開テストリーディング解答についての解説

長文読解問題
26: 接続のことばを選ぶには、前後の文章の流れがどうつながっているか判断しなければなりません。この文章の著者がその関連性をどう考えているかというのが最終的な判断の基準となるのですが、ここでは「同様に」の意味を表すlikewiseが最も適当と考えました。著者の論理と合致していればよいのですが。。

作文問題
イーメールの返信については、問題文のイーメールの書式を参考にして、宛名、あいさつ文、結語、記名など返信の書式を整えましょう。
全体の構成を問題文で与えられた条件に沿った返信にします。英語の試験なので、返信の中に含む「意見」などは必ずしも自分自身のほんとうの考えどおりである必要はありません。それよりも、述べることが明白で理路整然としており、採点しやすいことのほうが重要です。本問題では受信したメールに3つのポイントが聞かれており、そのすべてに答えるのが無難と思います。上の例題でも3つすべてに触れる返信としました。(ただし、3つともに応えると100単語のガイドライン(100単語「程度」で答えなさいとある)に収めるにはあまり突っ込んだ回答はできなくなります)。また、Mikiになったつもりで返信するように、とあるのですが、上の解答例ではKatherineさんが息子を持った女性という設定のようなので、Mikiも同年代の女性と想定して書いています。

英文ライティングでは英検準1級に限らず自分の知っている構文、単語などをバラエティを持たせて作文して採点者に対して自分の英語力を適切に披露することはもちろん重要ですが、しかしあいまいな知識で作文して「墓穴を掘る」ことのないように。概して、ライティングは自分の力の8割を披露するという控えめな気持ちで表現したほうが結果的に良好になります。逆に言えば、作文は力量がはっきりとでるので、無理にきばっても馬脚を現すだけでいいことはあまりありません。

ところで、次回の英検から英検2級にもライティングが導入される予定になっていますが、試験機関である日本英語検定協会のウェブページに掲載されている英検2級に出題されるライティング問題の例を見る限り、今後の英検2級のライティング問題と現在の英検準1級のライティング問題との難易度間には逆転現象があり、あるいは譲ってもほぼ同等の難易度であり(所定の制限単語数は予定の英検2級と現在の準1級はともに100単語)、英検2級のライティングに出題される問題が今後容易な方向に軌道修正されない限り、英検準1級のライティング問題は今後もう少し(かなり?)難しい問題に移らざるを得ないように感じます。 ⇒ 英検2級ライティング予想問題回答例
英検準1級合格を狙っている方はライティングがより難しい問題になる前にはぜひ合格しておきましょう!!

もし作文が難しくなっても総合的な準1級の難易度は変わるはずはない、とたかをくくっている方のためにお話しします。昔むかしの英検1級の合格レベルは間違いなく今ほど難しくはありませんでした。時代が変わると級の合格基準も平気で変わるものです。英語の4技能化が進められる中、ライティングの問題が英検準1級については間違いなく平成28年度第1回試験から難しくなることが予想されますので、脅すわけではありませんが、クリアできるうちに準1級を取っておくのが賢明です。

マイヤー英会話福岡
英語塾

PS:英検準1級ライティングが平成28年6月の第1回試験からエッセイタイプの新形式になりますので、新しいタイプの問題の解答例について英検1級ライティング新形式解答例として別ページに記事にしました。

永江俊一

TEAP4技能試験の必然

TEAP4技能試験の必然

平成26年度試験では英会話大名に通われているTEAP受験の高校生は2科目受験の学生と、4科目受験の学生の比率は2対1で2科目受験の方のほうが多かった現実がありました。(ちなみに2科目とはリスニングとリーディング、4科目は前記科目に加えてライティングとスピーキングです)

すでに以前のウェブサイトでもすでに指摘したことではありますが、TEAP導入の目的からして、TEAP受験でリーディングとリスニングの2科目だけを大学の受験科目とすることは過渡的な措置であり、(TEAP型試験を採用する大学では)いずれほとんどすべての大学、学部で4科目の試験科目となることはTEAP導入の背景からみて自明の理です。

上智大学では翌年度(平成27年度)のTEAP型試験ではすべての学部で4科目とすることがすでに公表されています。ほかの大学でも早いか遅いかだけの問題でいずれはTEAPは4科目試験になるでしょう。

TEAPのライティング

TEAPのライティングは対策が容易です。IELTSやTOEFLのようなある程度自分の考えを展開するというようなエッセイ的な側面はほとんどなく、ほとんどひととおりしかない結論とその根拠を出題文を参考にしながら短い作文をするという形になります。TEAPのライティングについては例題を含め別ページに詳しく投稿しているのでそちらのページも参照してください。

とはいえ、作文は学校では書き慣れていないと思うのでとりつくのに少し難しさを感じる学生が多いのは事実です。

英会話大名では作文の回答のボイラープレートを提示して、それに沿って書いていただいた学生の英文をネーティブの先生が添削してもう少し良い英文の書き方のアドバイスをします。これを繰り返していくことで、TEAPの作文問題が楽に回答できるようになります。作文はTEAPの4つのエリアの中で最も優しい(少なくとも現在の問題では)と私は思います。

関連記事:英検2級のライティング

英会話大名

英語塾

永江俊一

広告:定款の翻訳

青山学院大学のTEAP

拡大するTEAP試験利用大学・青山学院大学の例

2016年の大学入試でTEAPを新たに採用する大学のうち、青山学院大学青学)の例では、いくつかの学部でTEAP(ティープ)のスコアを出願資格のひとつと/して採用し、一定基準点を満たしていれば英語試験免除になり入学試験当日はそれ以外の科目の受験になります。

青山学院大学のウェブサイトによると、例えば文学部英米文学科の一般入試では、TEAP4技能合計スコアが280点以上の場合、英語の試験は免除となり、大学での受験科目は国語と地理/歴史です。

ティープ利用が今後も広まる必然性と含まれる矛盾

TEAPの4技能とは、リーディングとリスニングに加え、スピーキングとライティングのモジュールも含めた全4技能です。英語の4技能試験を大学入試に活用していくというのは、スピーキングとライティングの試験を課せば、高校生の勉強がこの方面に向いて、全体的に日本国民の英語能力を高めることができるという仮定に基づいた国策の一環なのですが、私はこれはあやしいと思っています。これは順序が逆で、入学試験は入学志願者の卒業した教育過程の履修内容の達成度を計測する目的を持つべきものなので、中学・高校の学校での英語教育を変えてそのあとに入試を変えるのが筋なのは普通誰が考えても分かりきったことです。学校で指導できない内容を試験で課しても受験生が自然にできるようになるはずがない。ここらへんの議論が盛り上がらないのは当の学生にとっては不合理です。試験を変える前に変えるべきことがあるはずなのに、これは問題が大きすぎまた大きなひんしゅくを買う問題を抱えているので避けているのかもしれません。

ティープは4技能のレッテルをはった英検2級+

TEAPのリーディングとリスニングは英検の焼き直しみたいなところがありますので(但し、英検2級ではリスニングとリーディングの得点比率が4割対6割くらいであるのに対して、TEAPでは各100点で得点比率が5割対5割となっており、リスニングの比重が上がっていて、それに伴い内容のバラエティが増え難度も上がっています)、多くの高校生になじみが深いと思いますが、ライティングとスピーキングはこれまでの学生の試験ではあまり出題されなかった部分なので少しとりつきが難しいかもしれません。しかし、TEAP導入の背景となっている英語教育の改革のめざすところはリーディングに偏らない4技能の習得にあるので、これらは受験者の方が慣らしていくしかありません。

とはいえ、グッドニュースは少なくとも当面のTEAPの問題ではライティングとスピーキングといってもIELTSTOEFLで求められるようなレベルではなく現在の受験生の現実を反映した容易なタスクになっているので掛け声ほどの違いはありません。ライティングの問題は与えられたパッセージの書き換え作業的なもので自主的な作文を求めておらず、もっと難しい設問にしなければもともとの英語改革の趣旨に添わないのではないかとさえ思えます。ティープは4技能のレッテルをはった英検2級+(プラス)と思って差し支えありません。(※分かりやすいようにあえて単純化した表現をしています。上述のように特にリスニングでは新しいタイプの多くの出題がされていますので、実際には多くのTEAP独自の試みがされています。また筆者の独自の感想であっていずれの機関の承諾を得たものでもありません)

英語の試験改革で最初に議論に上がったTOEFLやIELTSに比べると、TEAPは日本の受験生用にあつらえた容易な設問になっているので青山志望の受験生はティープのスピーキングとライティングをどんどんてなずけていきましょう。ただし総点280点は結構ハードル高そうです。

※但書:本ブログ記事の内容はブログ作成者の個人的な意見であり、記事中に言及されている大学・教育機関やTEAP試験実施機関の検討を受けたものではありません。 

永江俊一
英会話大名福岡
4技能対策塾

Word-of-mouth advertisement

口コミ

福岡の英会話教室の口コミ

英会話 福岡 口コミ という検索ワードでインターネット検索すると、いろいろな英会話教室の口コミ情報が現れます、といいたいところですが、実際に「英会話 福岡 口コミ」あるいは「英語塾 福岡 口コミ」で検索したところそれほど参考になる情報はでてこないのが実情です。検索結果の上位にでてくるのは、これらの検索ワードを目当てにした英会話教室のリストサイトであったり、英会話教室自身やアフリエイト目的のサイト、自作自演の口コミサイトなど「口コミ」というワードを入れて人工的にオーディエンスを誘導している類のものが多く、第3者の方のほんとうの口コミ(ある英会話教室の利用者が純粋にサービスの質などについて好意的な記事を”書かずにおれず”に書いたもの)はネットの中ではとても少ないです。

口コミの効用

広告にはいろいろの形態があります。新聞、雑誌、インターネット、ちらし、ラジオ、テレビのスポンサーなどなど消費者の日常は広告であふれています。そして広告は安くありません。私は英会話教室を始めた後、広告をコストと考え、コストは終局的には利用者に負担していただくことになるので、利用者のためには広告をせず、いただいた費用を全てサービスに回して顧客満足につとめ、サービスに満足した顧客が他の方に情報を提供する、いわゆるWord-of-mouth advertisement;口コミをしてくれて次の顧客につなげる、という図を描いていました。

口コミは他の媒体に比べて非常に優れています。多くのマーケティングの専門家などがすでに唱えていることだと思うので、いまさらマーケティングのしろうとの私が繰り返してものいまさら感はありますが、口コミの第1の利点は、(広告費を出費して行っていないという意味で)無料という点です。次に、無料であることに起因することであるのですが、説得力があるという点です。信頼する友人の勧めであったり、また知らない人の口コミでも商品・サービスに対する評価(無償で勧めている行為なので、報酬を得て根も葉もないかもしれないサービスの広告ではなく、この人の実体験に基づく正直な評価)の信頼性が高いと思われることが一般的です。

マイヤー英会話でも口コミにより一定の成果はありましたし、創業後しばらくは口コミだけで生徒さんに参加していただいた時期が続き現在も新規の入会者を迎える重要な媒体であるのですが、しかし口コミには致命的な弱点があることに今では気づいています。

口コミの弱点

顧客はどんなに商品・サービスに対して満足しても、口コミはしてくれないのが普通という現実です。
頭書に書いたように、例えばネットで英会話 福岡 口コミと検索すると純粋な口コミというのはほぼゼロです。
口コミの弱点は、口コミしてくれることについて顧客に依存するしかなく、サービス提供者がコントロールできないという点です。
特に英会話教室の場合、サービスの質はクラスを担当する講師個人のパフォーマンスに依存する部分が多いのでなおさらのことです。英会話教室は講師を厳選し、頻繁なトレーニングをし、明快な授業についての指針を与え、快適な職場環境を提供することにより、講師のパフォーマンスを上げて顧客満足度を高めることができますが、サービス提供者によるサービスに対するコントロールは講師を経由する間接的なものになります。

口コミ率の向上策

サービスに満足した顧客を母集合としてそのうち口コミしてくれるお客さんの人数の比率を口コミ率と呼ぶとすると、(品質を上げる努力のほかに)口コミ率を上げる方法はあるのでしょうか。ここで難しい問題は、口コミ率を上げる、という方策を考えること自体、人為的な考えを導入することになり口コミというそもそもの性質に矛盾するのです。「お客さん、もし弊社のサービスに満足していただけたらお友達や会社の方にお話ししてください」、とか言い始めた時点でもうそれはもはや自発的な情報発信であるはずの口コミではなくなりはじめ、「口コミしていただけたらこれをサービスします」とかの口コミの誘導になるとそれはもうほとんど口コミをかたった有償広告になってきますので、これはできません。このように口コミ率を上げるという工夫は難しい。

口コミに代わるもの

福岡マイヤー英会話グループ(マイヤー英会話平尾校、マイヤー英会話姪浜校、英会話大名、英会話西新)では口コミ依存の宣伝から脱却し、順当な広告費を出費して妥当な広告媒体を駆使して事業を展開する方向に変えつつあります。口コミで教室を広げるというのは理想ではありますが、多くの理想同様に、現実に適応させた調整がないことには理想はたちゆかないこともあります。

マイヤー英会話|福岡
代表:永江俊一

PR:翻訳学校

TEAP2015年度第1回試験

TEAP2015年度第1回試験

年3回のチャンス

福岡でも来週末(2015年7月19日:日曜日)に2015年度の第1回TEAP(ティープ)試験が行われます。今年度にはあと9月(9月13日)と12月にも行われるので年に3回のチャンスがあります(来年の受験でも受験生の受験する大学、試験カテゴリー、合格の内定の時期によっては今年12月の試験の結果は評価には間に合わないという状況もあるかもしれませんので、年3回のチャンスというのは一般的には、の話です)。

スコア有効期間

ティープ試験はスコアの有効期間が2年間なので、2015年度に受験した結果は来年2016年の大学入試にはもちろん、再来年の2017年の結果にも使えるはずなので、来年受験の受験生だけでなく、再来年受験予定の学生も今年とっておくといいように思います。今年目標のスコアが取れてしまえば、英語に関しては受験勉強はとりあえず終了となり、他の教科に勉強を集中することができます(TEAPのスコアを適用する大学を受験する場合)。私の過去の大学受験の経験では、英語は多くの受験生にとって各科目の中でも最も多くの時間をとられがちな科目であったように覚えているので、仮に英語の受験勉強が2年の段階で終わってしまえば、爆発的に受験が有利になるように思います。大学の入学試験において、英語の試験を各大学で測定せず、(評価機関のだしたスコアの管理と信憑性について信頼がある限り)外部の専門評価機関が測定した試験結果を援用することには明白な合理性があるので、今後TEAP試験のスコアを採用する大学は急激に広がっていくと予想されますので、受験予定大学が上智大学、関西大学、立命館アジア太平洋大学その他以外の現在TEAPを利用していない大学を受験する予定の高校生、中学生の方もTEAPに対応しておくのが賢明です(福岡市内では、西南大学が2016年以降の一部の学部の推薦入試ティープTEAP)利用を予定しているようです。ソース:検定協会ウェブサイト)。

多い問題数と長いパッセージ

英検の2級のリーディングの試験が45問で75分の制限時間であるのに比して、TEAPのリーディング問題は60問で70分となっており5分短くなっており、一方分量については、例えば長文読解問題の最後の設問のパッセージなどは英検2級の最後の問題のパッセージよりもむしろ難易度が少し高く少し長めと思えるなど、リスニング問題全体に含まれる英文の量は英検2級よりかなり多いとみられます。英検2級に比べ、より短い時間でより多くの問題を処理する課題となっており(平均して1問当たり1分10秒で解くことが求められています。)、TEAPで高得点をだせるか否かは、この制限時間内で全問回答する素早い英語の処理能力の存否がカギといえそうです。学校英語でありがちな、トロトロと英文を読んで詳細にこだわる視点からは少し切り替える必要があります。文章の中で重要な情報を抜き出して理解し、どうでもいい部分は瞬時に読み飛ばす能力が重要です。実生活での英語の実需により近づいた傾向といえます。グッドニューズとしては、TEAPリーディングの1番の問題は問題数(20問)も含めて英検2級の1番とほとんど「うりふたつ」であり、簡単かつきわめて短時間で回答できると思います。出題される単語の難易レベルも英検2級とそれほど大きな差異があるものとはみえません(英検2級でおなじみの文法を論点とした2問はTEAPにはありません)。

他の試験と比較すると、社会人を主な対象にするTOEICのリーディングでは100問を75分で回答する設問になっているので、単純に問題数でいえば、TOEICで全問回答するのに比べれば余裕の時間といえます(但し、各問題を回答するために読まなければならないパッセージの分量などにもよりますので、もちろん単純に問題数だけで比較することはできません)。TOEICでは平均的な方は30問くらいやり残します。TOEICを全問十分に回答するには、1分間におよそ200ワードを読むリーディングスピードが必要となるので、TEAPでも、余裕で回答するにはリーディングスピードをできればこのレベルに近づける練習をしておくべきかと思います。

試験中のタイムマネジメント

TEAPのリーディングで半分の50点を取るには60%くらいの正答率が必要かと推定します。英検2級の合格ラインは正解率約60%なので、ティープのリーディングで50点取るには、より密度の濃い設問の中で英検2級の合格と同程度の正答率を求められることになります。TEAPは英検2級合格よりは少し高いハードルとなっています(求められるスコアに依拠しますので、仮に求められるスコアが満点の半分程度以上であればの話です)。

来週末にTEAPを受験する学生の方は、TEAPの問題集を参考にして、制限時間内で全問回答するタイムマネジメントを繰り返し練習しておくことをお勧めします。全問回答できるためのリーディングスピードがスコア獲得の鍵だと思います。当スクールでTEAPを勉強している受験生の方々の検討を祈ります。

※本ブログの内容は筆者の個人的な意見であり、TEAP主催団体公益財団法人 日本英語検定協会との関係はありませんし、内容の妥当性について英語検定協会の検討を受けたものでもありません。

追記:その後、平成28年度の上智大学のTEAP利用型入学試験のTEAPは全額部についてライティンングとスピーキングを加えた4技能型になることが公表されました。パッシブな英語だけではなくアクティブな英語力も含む双方向の英語4技能が試される方向に確実に向かっています。
ティープのライティンング
英検2級のライティング

筆責:永江俊一
東大卒:TOEIC990点,国連英検特A級,英検1級
英会話大名英語塾福岡