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福岡県福岡市中央区大名 英会話大名は英会話西新と統合しました
昨今ではTOEICの人気に押された感じで大人の方の英検に対する需要は減退しているようですが、未だ英検のベンチマークとしての実力を失ったわけではありません。
英検1級を希望される大人の方の需要のひとつとして、通訳案内士の試験を目指す方があります。通訳案内士は英語技能を要件とするもののうち数少ない国家資格であるわけですが、英検1級を取得していると英語の試験が免除、すなわち英語についてはみなし合格になります。そして、仕事について求められる能力の根幹が英語であることを考慮すると、このみなし合格の意味するところは自ずと明らかです。
このほか、英検は英語の先生にとっても職業上の要件として真剣に取り組むべき試験となってきました。
日本の国際競争力向上の上から国民の英語力の向上は急務でもあるわけで、このごろ学校での英語教育の改良、改善をめざした提言や方針が矢継ぎ早に出されています。国際的に活躍できる人材を育成するため英語教育に関する実施計画ということで文部科学省がまとめた資料によると、中学校の英語授業は原則として英語で行うという方針が出されており、また小学校5・6年生で英語を正式な「教科」とすることや、教員の「英語力」を公表する仕組みを設けることも盛り込まれています。英語教員には英検準1級、TOEFL iBT 80点程度等以上を求める、ということです。
実情はどうかというと、ひとつのソースによると中学校の英語教員のうち、英検準1級以上に相当する資格を持つ英語担当教員の割合は27.7%となっているようです。小学校の教員というとこれよりはるかに低くなります。小学校では教科全般を教えるというのが前提になっていますから、小学校の教員に英語力を求めること自体求められるほうにとっては迷惑千万かもしれません。
さて、英語の授業は英語で行う、ということは常々私も主張していることで、実際我々の教室では実践もしていることなのでもちろんよい話なのですが、ひとつ困ったところは、子供にへたな英語で授業を行うと逆効果、という視点です。
英語教員には英検準1級程度以上を求める、ということですが、英検準1級程度の英語能力で英語で授業が運営できると考えているとしたら、この企画者は完全な英語不案内というしかありません。つまり、英検準1級という尺度で測って子供たちに英語で授業を運営させては子供に迷惑をかけ大変なことになります。英語で授業を運用するのなら、害を与えないためにはネーティブレベルのフルエンシーが必須ですが、これは英検準1級とか英検1級とかのレベルのはなしではありません。英検の試験は英語を第2外国語とする外国人英語学習者(具体的には日本人)を対象にしたリーディングとリスニング技能を計測する英語技能試験であって、英語で授業をするというスピーキングを柱とする「職業レベル」の英語技能の計測には何の参考になるものではありません。たとえTOEICで満点(990点)を取っていてもたいてい英語はろくにしゃべれない、ということはよく言われていることなので一般に認知されている事実ですが、英検1級合格者でもこの点ではたいした違いはなく、ましてや英検準1級ではどうしようもありません。つまり中学校/高校の英語授業を英語で行うという文科省のオブジェクティブの前では現在の中学/高校の英語教員の英検の取得級などはイレレバントな(関連性のない)問題です。学校で英語で授業をさせるというのが本気なら、少なくとも当面は英語ネーティブの教員を大量に「輸入」して対応しなければ実現可能性はありません。
当面というのは1年や2年という短いスパンではなく英語ネーティブの教師から教わった子供たちが大人になって自分たちが教師になれるまでの10年や20年というスパンです。そして、英語ネーティブの教師から教わるというのは、現在のALTとか中途半端な施策ではなく本気の導入です。また科目も英語だけではなく、社会など人文科学系の一部の科目も指導言語を英語にする必要があると思います。
この手だてをする財政的な覚悟もなく現在のリゾースの中で英語の授業を英語で行えという指示をだされても、指示を出された方は間違いなく「それ無理やし、子供に迷惑かけずにやれるんなら自分でやってみ」と抗議すべきでしょう。 英語で教育を受けていない国民の教師に英語で教育をしろというのはどだいから無理な注文で、教えられる側の子供の福祉の面からいえば考えられる限り最悪の所業です。 誤解のないように申しますが、英検準1級のレベルでは英語が教えられないなどと言っているわけではありません。実際教師であるための必要なクオリティ、要素はおそらくいろいろあり、英検準1級に限らず英検の資格のありなしは英語の教師であることとは別の話であろうと思います。授業を英語で講義させるようにするという背景の中でそのための英語技能の基準として英検準1級をもってくるのがレベルが違いすぎて間違っているという議論です。日常的に使うことばというのはそれほどなまやさしいものではありません。
さて、理屈はさておき、国の施策は決まってしまえば国民はできる範囲の中で個人の力を出し尽くしベストを尽して取り組むしかありません。英語教員の方でまだ英検準1級(又はTOEFL iBT80点などこれに準じる英語認定資格またはスコア)を取得していない方は個人の都合と信条はさておき、政府の上記方針が施行される前に英検準1級(又はTOEFL iBT 80点)をとりあえず取得しておくことが良策です。
これから英語教員をめざす大学生・就活中の方、すでに英語教員であるけれども英検の試験は取得していなかった方、あるいはその他の理由で英検準1級取得を目標に据えている社会人の方を対象にグループクラスを設定できますので(グループクラスは3名以上で開講、プライベートクラスは随時開講)、英会話大名(福岡市中央区)でトレーニングをして準1級又は1級英検パスをめざしましょう。マンツーマンのクラスはいつでも随時設定できます。英検の攻めどころはリスニング問題です。
英検準1級合格に必要なスキルは第1に英語聞き取りのスキルです。クラスでは発話の普通のスピードで話される英語を確実に聞き取る練習をします。
上記のリスニングで満点まで上げることができれば解決するのですが、年齢的に成熟してから英語耳にするのは時間がかかることがあります。その場合、次に必要なことはボキャブラリを増やすことです。ボキャブラリを増やすには手段を2つ講じます。
これでたいていは解決するのですが、まだ少し合格に足りない方は作文の得点を伸ばすことをします。準1級の作文は100単語程度のメール文を作成するなどの非常に平易な課題です。短いメール文の練習と添削をします。
講師は英語ネーティブの講師です。
大人向け英検準1級クラス(大人) グループ設定(3名から) 週2回月謝16,000円(17,600円消費税込) プライベート(完全個別指導) 週1回月謝20,000円(22,000円消費税込) ⇒ 料金表 教室:福岡市中央区大名
英会話大名のグループクラスには大人向け英検1級プライベートクラス、英検準1級グループクラスのほか、中高生向け英検準2級、英検2級クラス、子供向け英検4級その他の級のクラスなどがあります。3名以上のグループで申し込まれる場合を除いて基本はプライベートクラス(マンツーマン個別指導)です。中高生向け英検クラスの情報は本ウェブサイト内の別ページをご覧ください。 ⇒ 英検クラス
⇒ 英検1級クラス ⇒ TOEFL iBTプライベートクラス ⇒ IELTSプライベート講習in福岡 ⇒ ティープクラス
2014年第2回実施(平成26年10月12日実施)英検試験(筆記試験)解答 2015年第3回実施(平成28年1月24日実施)英検試験(筆記試験)解答 2016年第1回準1級試験英作文対策ライティング例英会話大名 福岡市中央区 筆責:永江俊一