英会話大名

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07月

青山学院大学のTEAP

拡大するTEAP試験利用大学・青山学院大学の例

2016年の大学入試でTEAPを新たに採用する大学のうち、青山学院大学青学)の例では、いくつかの学部でTEAP(ティープ)のスコアを出願資格のひとつと/して採用し、一定基準点を満たしていれば英語試験免除になり入学試験当日はそれ以外の科目の受験になります。

青山学院大学のウェブサイトによると、例えば文学部英米文学科の一般入試では、TEAP4技能合計スコアが280点以上の場合、英語の試験は免除となり、大学での受験科目は国語と地理/歴史です。

ティープ利用が今後も広まる必然性と含まれる矛盾

TEAPの4技能とは、リーディングとリスニングに加え、スピーキングとライティングのモジュールも含めた全4技能です。英語の4技能試験を大学入試に活用していくというのは、スピーキングとライティングの試験を課せば、高校生の勉強がこの方面に向いて、全体的に日本国民の英語能力を高めることができるという仮定に基づいた国策の一環なのですが、私はこれはあやしいと思っています。これは順序が逆で、入学試験は入学志願者の卒業した教育過程の履修内容の達成度を計測する目的を持つべきものなので、中学・高校の学校での英語教育を変えてそのあとに入試を変えるのが筋なのは普通誰が考えても分かりきったことです。学校で指導できない内容を試験で課しても受験生が自然にできるようになるはずがない。ここらへんの議論が盛り上がらないのは当の学生にとっては不合理です。試験を変える前に変えるべきことがあるはずなのに、これは問題が大きすぎまた大きなひんしゅくを買う問題を抱えているので避けているのかもしれません。

ティープは4技能のレッテルをはった英検2級+

TEAPのリーディングとリスニングは英検の焼き直しみたいなところがありますので(但し、英検2級ではリスニングとリーディングの得点比率が4割対6割くらいであるのに対して、TEAPでは各100点で得点比率が5割対5割となっており、リスニングの比重が上がっていて、それに伴い内容のバラエティが増え難度も上がっています)、多くの高校生になじみが深いと思いますが、ライティングとスピーキングはこれまでの学生の試験ではあまり出題されなかった部分なので少しとりつきが難しいかもしれません。しかし、TEAP導入の背景となっている英語教育の改革のめざすところはリーディングに偏らない4技能の習得にあるので、これらは受験者の方が慣らしていくしかありません。

とはいえ、グッドニュースは少なくとも当面のTEAPの問題ではライティングとスピーキングといってもIELTSTOEFLで求められるようなレベルではなく現在の受験生の現実を反映した容易なタスクになっているので掛け声ほどの違いはありません。ライティングの問題は与えられたパッセージの書き換え作業的なもので自主的な作文を求めておらず、もっと難しい設問にしなければもともとの英語改革の趣旨に添わないのではないかとさえ思えます。ティープは4技能のレッテルをはった英検2級+(プラス)と思って差し支えありません。(※分かりやすいようにあえて単純化した表現をしています。上述のように特にリスニングでは新しいタイプの多くの出題がされていますので、実際には多くのTEAP独自の試みがされています。また筆者の独自の感想であっていずれの機関の承諾を得たものでもありません)

英語の試験改革で最初に議論に上がったTOEFLやIELTSに比べると、TEAPは日本の受験生用にあつらえた容易な設問になっているので青山志望の受験生はティープのスピーキングとライティングをどんどんてなずけていきましょう。ただし総点280点は結構ハードル高そうです。

※但書:本ブログ記事の内容はブログ作成者の個人的な意見であり、記事中に言及されている大学・教育機関やTEAP試験実施機関の検討を受けたものではありません。 

永江俊一
英会話大名福岡
4技能対策塾

Word-of-mouth advertisement

口コミ

福岡の英会話教室の口コミ

英会話 福岡 口コミ という検索ワードでインターネット検索すると、いろいろな英会話教室の口コミ情報が現れます、といいたいところですが、実際に「英会話 福岡 口コミ」あるいは「英語塾 福岡 口コミ」で検索したところそれほど参考になる情報はでてこないのが実情です。検索結果の上位にでてくるのは、これらの検索ワードを目当てにした英会話教室のリストサイトであったり、英会話教室自身やアフリエイト目的のサイト、自作自演の口コミサイトなど「口コミ」というワードを入れて人工的にオーディエンスを誘導している類のものが多く、第3者の方のほんとうの口コミ(ある英会話教室の利用者が純粋にサービスの質などについて好意的な記事を”書かずにおれず”に書いたもの)はネットの中ではとても少ないです。

口コミの効用

広告にはいろいろの形態があります。新聞、雑誌、インターネット、ちらし、ラジオ、テレビのスポンサーなどなど消費者の日常は広告であふれています。そして広告は安くありません。私は英会話教室を始めた後、広告をコストと考え、コストは終局的には利用者に負担していただくことになるので、利用者のためには広告をせず、いただいた費用を全てサービスに回して顧客満足につとめ、サービスに満足した顧客が他の方に情報を提供する、いわゆるWord-of-mouth advertisement;口コミをしてくれて次の顧客につなげる、という図を描いていました。

口コミは他の媒体に比べて非常に優れています。多くのマーケティングの専門家などがすでに唱えていることだと思うので、いまさらマーケティングのしろうとの私が繰り返してものいまさら感はありますが、口コミの第1の利点は、(広告費を出費して行っていないという意味で)無料という点です。次に、無料であることに起因することであるのですが、説得力があるという点です。信頼する友人の勧めであったり、また知らない人の口コミでも商品・サービスに対する評価(無償で勧めている行為なので、報酬を得て根も葉もないかもしれないサービスの広告ではなく、この人の実体験に基づく正直な評価)の信頼性が高いと思われることが一般的です。

マイヤー英会話でも口コミにより一定の成果はありましたし、創業後しばらくは口コミだけで生徒さんに参加していただいた時期が続き現在も新規の入会者を迎える重要な媒体であるのですが、しかし口コミには致命的な弱点があることに今では気づいています。

口コミの弱点

顧客はどんなに商品・サービスに対して満足しても、口コミはしてくれないのが普通という現実です。
頭書に書いたように、例えばネットで英会話 福岡 口コミと検索すると純粋な口コミというのはほぼゼロです。
口コミの弱点は、口コミしてくれることについて顧客に依存するしかなく、サービス提供者がコントロールできないという点です。
特に英会話教室の場合、サービスの質はクラスを担当する講師個人のパフォーマンスに依存する部分が多いのでなおさらのことです。英会話教室は講師を厳選し、頻繁なトレーニングをし、明快な授業についての指針を与え、快適な職場環境を提供することにより、講師のパフォーマンスを上げて顧客満足度を高めることができますが、サービス提供者によるサービスに対するコントロールは講師を経由する間接的なものになります。

口コミ率の向上策

サービスに満足した顧客を母集合としてそのうち口コミしてくれるお客さんの人数の比率を口コミ率と呼ぶとすると、(品質を上げる努力のほかに)口コミ率を上げる方法はあるのでしょうか。ここで難しい問題は、口コミ率を上げる、という方策を考えること自体、人為的な考えを導入することになり口コミというそもそもの性質に矛盾するのです。「お客さん、もし弊社のサービスに満足していただけたらお友達や会社の方にお話ししてください」、とか言い始めた時点でもうそれはもはや自発的な情報発信であるはずの口コミではなくなりはじめ、「口コミしていただけたらこれをサービスします」とかの口コミの誘導になるとそれはもうほとんど口コミをかたった有償広告になってきますので、これはできません。このように口コミ率を上げるという工夫は難しい。

口コミに代わるもの

福岡マイヤー英会話グループ(マイヤー英会話平尾校、マイヤー英会話姪浜校、英会話大名、英会話西新)では口コミ依存の宣伝から脱却し、順当な広告費を出費して妥当な広告媒体を駆使して事業を展開する方向に変えつつあります。口コミで教室を広げるというのは理想ではありますが、多くの理想同様に、現実に適応させた調整がないことには理想はたちゆかないこともあります。

マイヤー英会話|福岡
代表:永江俊一

PR:翻訳学校

TEAP2015年度第1回試験

TEAP2015年度第1回試験

年3回のチャンス

福岡でも来週末(2015年7月19日:日曜日)に2015年度の第1回TEAP(ティープ)試験が行われます。今年度にはあと9月(9月13日)と12月にも行われるので年に3回のチャンスがあります(来年の受験でも受験生の受験する大学、試験カテゴリー、合格の内定の時期によっては今年12月の試験の結果は評価には間に合わないという状況もあるかもしれませんので、年3回のチャンスというのは一般的には、の話です)。

スコア有効期間

ティープ試験はスコアの有効期間が2年間なので、2015年度に受験した結果は来年2016年の大学入試にはもちろん、再来年の2017年の結果にも使えるはずなので、来年受験の受験生だけでなく、再来年受験予定の学生も今年とっておくといいように思います。今年目標のスコアが取れてしまえば、英語に関しては受験勉強はとりあえず終了となり、他の教科に勉強を集中することができます(TEAPのスコアを適用する大学を受験する場合)。私の過去の大学受験の経験では、英語は多くの受験生にとって各科目の中でも最も多くの時間をとられがちな科目であったように覚えているので、仮に英語の受験勉強が2年の段階で終わってしまえば、爆発的に受験が有利になるように思います。大学の入学試験において、英語の試験を各大学で測定せず、(評価機関のだしたスコアの管理と信憑性について信頼がある限り)外部の専門評価機関が測定した試験結果を援用することには明白な合理性があるので、今後TEAP試験のスコアを採用する大学は急激に広がっていくと予想されますので、受験予定大学が上智大学、関西大学、立命館アジア太平洋大学その他以外の現在TEAPを利用していない大学を受験する予定の高校生、中学生の方もTEAPに対応しておくのが賢明です(福岡市内では、西南大学が2016年以降の一部の学部の推薦入試ティープTEAP)利用を予定しているようです。ソース:検定協会ウェブサイト)。

多い問題数と長いパッセージ

英検の2級のリーディングの試験が45問で75分の制限時間であるのに比して、TEAPのリーディング問題は60問で70分となっており5分短くなっており、一方分量については、例えば長文読解問題の最後の設問のパッセージなどは英検2級の最後の問題のパッセージよりもむしろ難易度が少し高く少し長めと思えるなど、リスニング問題全体に含まれる英文の量は英検2級よりかなり多いとみられます。英検2級に比べ、より短い時間でより多くの問題を処理する課題となっており(平均して1問当たり1分10秒で解くことが求められています。)、TEAPで高得点をだせるか否かは、この制限時間内で全問回答する素早い英語の処理能力の存否がカギといえそうです。学校英語でありがちな、トロトロと英文を読んで詳細にこだわる視点からは少し切り替える必要があります。文章の中で重要な情報を抜き出して理解し、どうでもいい部分は瞬時に読み飛ばす能力が重要です。実生活での英語の実需により近づいた傾向といえます。グッドニューズとしては、TEAPリーディングの1番の問題は問題数(20問)も含めて英検2級の1番とほとんど「うりふたつ」であり、簡単かつきわめて短時間で回答できると思います。出題される単語の難易レベルも英検2級とそれほど大きな差異があるものとはみえません(英検2級でおなじみの文法を論点とした2問はTEAPにはありません)。

他の試験と比較すると、社会人を主な対象にするTOEICのリーディングでは100問を75分で回答する設問になっているので、単純に問題数でいえば、TOEICで全問回答するのに比べれば余裕の時間といえます(但し、各問題を回答するために読まなければならないパッセージの分量などにもよりますので、もちろん単純に問題数だけで比較することはできません)。TOEICでは平均的な方は30問くらいやり残します。TOEICを全問十分に回答するには、1分間におよそ200ワードを読むリーディングスピードが必要となるので、TEAPでも、余裕で回答するにはリーディングスピードをできればこのレベルに近づける練習をしておくべきかと思います。

試験中のタイムマネジメント

TEAPのリーディングで半分の50点を取るには60%くらいの正答率が必要かと推定します。英検2級の合格ラインは正解率約60%なので、ティープのリーディングで50点取るには、より密度の濃い設問の中で英検2級の合格と同程度の正答率を求められることになります。TEAPは英検2級合格よりは少し高いハードルとなっています(求められるスコアに依拠しますので、仮に求められるスコアが満点の半分程度以上であればの話です)。

来週末にTEAPを受験する学生の方は、TEAPの問題集を参考にして、制限時間内で全問回答するタイムマネジメントを繰り返し練習しておくことをお勧めします。全問回答できるためのリーディングスピードがスコア獲得の鍵だと思います。当スクールでTEAPを勉強している受験生の方々の検討を祈ります。

※本ブログの内容は筆者の個人的な意見であり、TEAP主催団体公益財団法人 日本英語検定協会との関係はありませんし、内容の妥当性について英語検定協会の検討を受けたものでもありません。

追記:その後、平成28年度の上智大学のTEAP利用型入学試験のTEAPは全額部についてライティンングとスピーキングを加えた4技能型になることが公表されました。パッシブな英語だけではなくアクティブな英語力も含む双方向の英語4技能が試される方向に確実に向かっています。
ティープのライティンング
英検2級のライティング

筆責:永江俊一
東大卒:TOEIC990点,国連英検特A級,英検1級
英会話大名英語塾福岡

fallen angel(墜ちた天使)

過去分詞の不思議

中学校の後半、英語が分からなくなってくる子供が少しでてきます。このとき、つまずく原因で一番多いと思われるのが、圧倒的に過去分詞の用法です。現在分詞との使い分けが分からなくなったり、動詞の過去形との混乱が起こったりします。

過去分詞の使い方は、実際英語ネーティブである方も混乱していることもあります。私はブログを書いていますが、先日財務諸表の英語で、会計年度を表す場合にyear ending March 31, 2015(現在分詞)と書くべきか、year ended March 31, 2015(過去分詞)と書くべきかという論点で書いたときに、財務諸表を書くときにその年度がまだ終わっていなければending、すでにその年度が終わって過去になっているのであればendedとすべきだと私が説明すると、米国の人から意見があり、ニューヨークタイムズでもそんな使い分けはしていないのであって、云々ということがありました。その時のブログ記事はこちらです。↓
http://translators.blog65.fc2.com/blog-entry-95.html#comment25

つまり、過去分詞では受動の意味しか表せず、「何々してしまった~」という完了をあらわす形容詞の使い方はできない、という主張でした。しかしそんなことはありません。

自動詞と他動詞

過去分詞を語る前に、動詞の話をします。
動詞には、概念的に自動詞と他動詞があります。自動詞は自らで完結する動作です。例えば、riseで、The sun rises.(日が昇る)あるいはfallではLeaves fall(葉っぱが散る)となります。他動詞は他に働きかける動詞で、目的語があります。例えば、I use a car.(私は自動車を使う)他動詞は受け身にすることが可能で(A car is used:車は使用されている)、自動詞は受け身にできません。目的語がないからです。

現在分詞と過去分詞

さて、分詞ですが、先日のブログで動詞に ingをつけると動作を(能動的に)~している状態のという形容詞になる、と書きましたが、edなどをつけると基本的に、動作を(受動的に)~されている状態のという形容詞になります。usedとすれば、使われている、という意味の動作を受けている状態を表す形容詞になります。I drive a used car.(私は中古車を運転します)。それでは自動詞のriseやfallは過去分詞はないのでしょうか?そんなことはありません。過去分詞はあり、risen, fallenになります。

では自動詞の場合の現在分詞と過去分詞の違いは何か、というのがここでの論点です。falling leavesとfallen leavesとの違いです。結論から言うと、ここでの過去分詞fallenは動作を受けているという意味ではなく(自動詞は動作を受けることはできません)、動作が完了していることを表します。落ちられている、ではなく、落ちてしまった葉っぱ、つまり落ち葉という意味です。昔の映画の英題Fallen angelの邦題は「堕ちた天使」でした。これに対してfalling leavesは落ち葉になる前の、木から葉っぱがゆるゆら落ちてきている状況を表す場合に用いられます。落ちつつある状態の(葉っぱ)です。(ちなみに英語の意味からはおちたの漢字は堕ちた(堕落/だらくの堕)ではなく、墜ちた(墜落/ついらくの墜)であるべきではないかという気もしますが、これは別の論点なのでここでは邦題の「堕ちた天使」で通します)

過去分詞の受動用法と完了用法

つまり、過去分詞には状況により全く異なる意味があり、あるときには受け身の意味、ある時には完了の意味になります。この全くことなる使用法が混在するために、過去分詞の使用法や意味が分からなくなり、さらに現在分詞との使い分けが分からなくなるという状況に陥ることが多いのです。過去分詞は、past participle の直訳ですが、「過去」という言葉に惑わされてはいけません。過去分詞は受け身を表すか(この場合は受動分詞といったほうが実情にあっている)、あるいは完了を表すのであって(この場合は完了分詞というべき)、特に主な使用法である受動の用法では過去とは全く関係がありません(実際、時制とは関連がありません。英語では時制は主に動詞で表現し、動詞を過去形にします)。しいていえば、形が動詞の過去形に似ているということでしょうか。

さて、会計年度のending かendedかの話に戻すと、endはこの場合自動詞ですので、fiscal year ending March 31, 2015では2015年3月31日に終わる事業年度という意味になり、fiscal year ended March 31, 2015では、2015年3月31日に終わってしまった事業年度という意味になります。従って、過去の事業年度に言及する場合には、year ended March 31, 2015といい、まだその事業年度中であるか、あるいは将来の事業年度を指す場合には、year ending March 31, 2015といいます。文脈によってどちらの表記も正しいです。

結論

まとめ:過去分詞は名詞を修飾するとき、形容詞となりますが、修飾する名詞が何々されている、という受動の状態を表す場合と、何々してしまった、という完了の状態を表す場合と2とおりの使われ方があります。特に自動詞の過去分詞は、完了の意味だけで使われます

筆責:永江俊一
マイヤー英会話|福岡
マンツーマン英語塾