英会話大名

福岡市中央区大名にある英会話教室、ランゲージスクール

TEL.070-6593-0650

〒810-0041 福岡県福岡市中央区大名2丁目10-4 シャンポール大名D棟 201

2014年

国際バカロレア(IB)

身近になる国際バカロレア(IB)

当ウェブサイト内SAT講座のURLで、「日本国は一部日本語による国際バカロレアIB, International Baccalaureate)の教育プログラムの開発・導入等を通じ、国際バカロレア認定校等の大幅な増加を目指す(2018年までに200校)」という閣議決定がされています。日本の国際化とともにますます活用されていくことが予想される将来的に注目の卒業資格/ディプロマなので興味がある方は文部科学省の該当記事などご参照ください)、と記載していたところ問合せがありましたので、国際バカロレアとは、について少し補足いたします。

教育の国際化に本腰な政府

文科省の資料によると、上記のとおり国内における国際バカロレア認定校等(ディプロマプログラム, DP)を2018年までに200校に増やすことに加え、平成25年度からディプロマプログラムの科目の一部(経済(Economics)、歴史(History)、生物(Biology)、化学(Chemistry)、物理(Physics)、数学(Mathematics)、課題論文(EE, extended essay)、知の理論(TOK, theory of knowledge)、創造性・活動・奉仕(CAS, creativity, action, service)を日本語でできる「日本語DPDiploma Programme, ディプロマ・プログラム)」の導入を推進し、早ければ平成27年度から日本語DP課程が実施される見込みだそうです。日本再興戦略-JAPAN is BACK-という格好いい国の総合戦略の一環です。

世界の大学に挑戦したい日本の大学

日本の大学は日本の少子化傾向もありますし、外国からの留学生を積極的に誘致したいところだと思います。また研究力、学生の質の面でも各国の大学と競合したいところであり、そのような背景で東京大学では入学時期を国際的な時期にあわせて秋入学とする計画を持っています(実施は延長されているようですけれど)。東大では推薦入試で国際バカロレアのディプロマのスコアをアピール材料にすることができます。一方、関西の雄京都大学では平成27年度入学について法学部で10名の外国学校出身者学生募集をしており、国際バカロレアやアビトゥアのディプロマを持つ外国人留学生の誘致をしています。但し、入学後の授業は日本語で行うとしており、この点で英語のみで法学修士の学位を取得できる体制を整えている下記の九州大学に一歩譲るのではないでしょうか。国際法学については福岡の九州大学に軍配があがるように思います。地元びいきかもしれませんが、九大頑張れ!

九州大学の挑戦

福岡の話題で言えば、九州大学(福岡県福岡市西区元岡)が2017年秋をめどに国際教養学部(仮称)の新設計画を公表しており、国際バカロレアのディプロマを取得すれば(かつ18歳を超えていれば)日本の高校生卒業と同等の扱いとなりますので、国際バカロレアのディプロマで海外の大学だけでなくこれらの日本の大学に入学するというような道も開けるように思います。九州大学ではAO試験で法学部に入学し英米法などを修める大学院(LL.M.)に進学して国際的な法律のエキスパートになるコースもあります。法律家といえば法科大学院を経て司法試験の合格という険しい道だけを想像しがちですが、特に英語の法律に詳しいロイヤーに対する需要はこれら弁護士などの法律家以外に実業の中で結構あります。例えば法律関連文書の翻訳などは日英訳、英日訳ともにかなり実需があります。

日本語DP過程で親しみやすくなるIBディプロマ

また、国際バカロレアのDP,ディプロマを取得するには6つのグループから科目を履修し、うち3つはハイレベルの過程をパスする必要があるので、多くの日本人学生にとっては、例えば日本語と数学をハイレベルで履修してなんとかなるとして、もうひとつのハイレベルの科目はどうするかという問題が残り、DP過程が英語、フランス語、スペイン語などでのインストラクションに限定されていると日本人の学生にはなかなか必要な単位を良好な評価点で取得しにくいということがネックになりがちだと考えられます。(IBは6科目各7点とEE,TOK,CASを加えて合計満点45点です。アイビーリーグなどの名門大学では38点程度、ケンブリッジやオックスフォードでは40点程度が求められるらしいので、東大、京大、九大など日本の名門大学もその近辺になるだろうととりあえず仮定しておきましょう)

上記のように日本語DP課程が実施されれば、いくつかの科目を日本語で取得することが可能になり、必要単位の取得と好成績が促進されて国際バカロレア取得の間口が非常に広がるのではないかと予想されます。例えば、Theory of Knowledgeの科目では、ある英文のテキスト(published by Pearson Baccalaureate, written by Sue Bastian, Julian Kitching, Ric Sins)を見るかぎり、学習内容の概念は別として、バイリンガルの環境で育ったこどもを除けば、中学まで日本語で教育を受け英語を第2外国語として学んだきた日本人の多くの学生には使用されている言語のハードルが高すぎてよく理解することは少し無理ではないかと思われます。日本語のDP過程が実施され、この科目を日本語で試験を受けて単位を取得し、成績が評点されるようになれば国際バカロレアディプロマに挑戦する日本人学生の負担は確かにずいぶん減るだろうと思います。

国際バカロレアディプロマを授与できる認定高校の増加に対する期待

日本語DP過程が導入され、日本国内で単位認定できる日本人教師の導入が進めば、具体的に国際バカロレア認定校が公立の高校も含め広まる可能性があります。福岡では現在(平成26年11月時点)国際バカロレア認定校は私立の福岡国際学園(Fukuoka International School)と都築育英学園(リンデンホール高等部)の2校だけのようですが福岡県内で今後国際バカロレアディプロマ授与校の申請と認可がほかの高校に広がることが予想されます。

英語B科目の英語での履修

国際バカロレアのいくつかの科目が日本語で履修ができるようになったとしても、第2外国語(多くの日本人学生にとってはすなわち英語)科目である英語Bについては英語での履修になりますので、国際バカロレアのディプロマの妙味は今後も英語力であることに変わりはありません。

国際バカロレアの理想

The IB mission statement

The International Baccalaureate aims to develop inquiring, knowledgeable and caring young people who help to create a better and more peaceful world through intercultural understanding and respect.

To this end the organization works with schools, government and international organizations to develop challenging programmes of international education and rigorous assessment.

These programmes encourage students across the world to become active, compassionate and lifelong learners who understand that other people, with their differences, can also be right.

※本ウェブサイトの記事は国際バカロレア機構その他国際バカロレアの主体となる団体や、文科省、言及される各大学、高校その他の機関による検討を受けたものではありません。本記事の筆者独自の意見です。

エッセイの添削その他英語のマンツーマンでのチュータリングは英会話大名までご相談ください。

福岡市中央区大名福岡市営地下鉄赤坂駅前

英会話大名(福岡市中央区)
筆責:永江俊一

カナダ留学フェア2014年11月3日

カナダ大使館が主催する2014年秋の留学フェアが11月3日に福岡の博多駅前ビルJR博多シティ会議室で行われましたので見てきました。

留学受け入れに積極的なカナダ政府

色々なイベントがあっても福岡まで足を運んでくれる開催者は国内国外の組織・個人を含んでなかなかいないので、はるばる福岡まで開催地を伸ばすという事実だけで、日本の留学市場に期待している気持ちが伝わります。論より証拠です。教育は州(Province)の権限のようで各スクールに加えてブリティッシュコロンビア州その他州別の広報の方などのプレゼンもありました。ビザ申請に関するエージェンシー、IELTSやTOEFLなどのテスト機関のブースもあり、カナダに留学することについて留学先教育機関の情報にとどまらず、留学手続きに関連する機関なども参加した総合的なフェアでした。日本も留学生の受け入れに向けて外国の小都市にまで行ってちゃんとこのような広報をやってるんでしょうか。もしやっていなければ見習わないといけませんね。カナダ政府は外国からの留学生受け入れについてとてもenterprisingです。難をいえば、福岡のカナダ領事館を数年前に閉鎖してしまったことですが、この点は在福岡カナダ名誉領事館(ブログ投稿時点の住所は福岡県福岡市中央区渡辺通二丁目)が開設されて補正されています。

卒業後に就職できるカナダ留学

カナダ留学っていいな、と思ったのがこのシステム。Post Graduation Work Permit(卒業生就労許可)というらしいですが、カナダの学部以上の正規留学をした学生に対して留学年数を年限として卒業後の就労ビザを発行してくれるものです。1年とかではないので、働いているうちに(自分にカナダ滞在の意思があれば)スポンサーシップを出してくれる企業が見つけられるだろうと思います。前述のように州の管轄になる部分が多いので、カナダ国内の全ての州での制度ということではないと思いますのでご留意ください。

(意外に)レベルの高い教育水準

思わず意外にといってしまいましたが、特に国民の人口(3500万人くらい)との対比の上で予想を上回りました。ブリティッシュコロンビア州のプレゼンターによると、ブリティッシュコロンビア大学(University of British Columbia)は世界大学ランキングで20位ほどにランキングされる名門大学だそうです。とすればカナダ最大のトロント大学(University of Toronto)も相当のランキングとみられ、その観点からするとカナダの著名な大学は日本の東大に匹敵する名門大学といえます。すごい!

語学学校の選択と品質保証制度

大学の学部または大学院の修士、博士などの過程に留学するには当然講義の媒体言語である英語について一定水準以上の能力が求められますので、代替の就学機関としてとしてあるいは求められる英語能力を獲得するまで語学学校に留学するという選択肢があります。語学学校のメンバーで構成されるLanguages Canadaという機関で品質基準を設定し、認定語学学校の語学プログラム等の品質保証をしているということです。認定校のリストがあり、また認定校が使用できるマークがあるということのようでした。認定校に授業料を支払った後万一その学校の倒産その他でプログラムが受けれなくなった場合には他のスクールで授業を続行するなど補償も受けれるようです。補償というところは重要な話になるので正確な情報・詳細は情報元の最新情報に依拠してください。

就学許可のビザ申請

2011年3月に大震災が起こり色々な影響がありましたが、福島原子力発電所の事故のあと一部の外国の政府・省庁その他機関が日本から離れたまたはスタッフの縮小を行ったことがありました。それと関連しているのかどうかは分かりませんが、カナダの在日大使館あるいは領事部にはビザ申請の機能はなく、数年前からビザ申請は在フィリピンカナダ大使館への提出になっています。オンライン申請です。言語などの問題のサービス向上の一環と思われますが、現在はビザ申請についてオンライン申請にならび、委託を受けた企業であるビザ申請センター(VAC)を通じての書面申請も可能になっているということでした。申請書類の詳細はカナダ政府移民局のウェブサイトから閲覧できます。申請書類のうち留学に関する資金を証明するものとして銀行の通帳、戸籍謄本などが必要となった場合は、日本語の文書については英語の翻訳を要し、民間の翻訳会社などに依頼して翻訳証明書を付した翻訳を添えるのが望ましいということでした。

IELTSとTOEFL

カナダの主な大学ではIELTSTOEFL(R)いずれの試験のスコア(アイエルツの場合はバンド)も受け入れているということです。IELTSもTOEFL(R)もともにブースをだしており、プレゼンも行っていました。それぞれ受験料、試験場その他テストの概略に加えて、テスト形式・内容の説明がありました。IELTSとTOEFL(R)のテスト形式の特徴とその違いをスライドをまじえ、詳しい説明がありましたので各試験を受けたことがない方も大体のイメージが掴めたのではないかと思います。カナダは大部分の学校(大学および大学院)で両方のテスト結果が受け入れてもらえるようなので受験者にとってはうれしい体制です。TOEFL(R)のプレゼンではTOEFL iBT(R) Complete Practice Testという商品の宣伝もしていました。過去問を用いたトーフル演習が4分の1の価格でネットでできるそうです。ETSは商売上手。こうなるとIELTS(アイエルツ)もiBTバージョンを開発するしかないかな?

Imagine studying in Canada

総括としていろいろな情報がまとめられ良くオーガナイズされたカナダ留学フェアと思いました。各大学、州政府の教育省などが日本の留学生を呼び込もうとかなりの予算を割いて頑張っている一方で、ビザ申請の政府機関を在日カナダ大使館から撤退させたというちぐはぐさは、日本の役所でもよく見受けられるような管轄省庁の縦割りによる日本市場に対する温度差なのでしょうか。

英会話大名
IELTS,TOEFL(R)対策クラス

国連英検2014年第2回試験

平成26年第2回の国連英検試験(1次試験)は本日福岡で平成26年11月2日試験日です。

国連英検特A級@福岡

国連英検は実用英検(いわゆる英検、STEP)ほどには知られていません。しかし、試験問題は意外に面白く、また国連英検特A級は英語通の間では結構高い評価があります。

以下、国連英検の主催者である公益財団法人日本国際連合協会のウェブページから国連英検とはなんぞや?という点についての記載を抜粋します。(出典:公益財団法人日本国際連合協会ウェブページ http://www.kokureneiken.jp/ )

「国連英検」(正式名称:国際連合公用語英語検定試験)は1981年に始まる英語検定試験で、特A級からE級まで6つの級があります。

試験を主催しているのは外務省の外郭団体である公益財団法人日本国際連合協会です。国連英検は国連普及活動の一環として実施されており、試験出題トピックも国連の活動に沿って、世界平和、地球環境、世界政治、世界経済、人権、食品、医療等の世界情勢・国際時事問題を広く取り扱います。単なる語学力の判定にとどまらず、総合的な国際コミュニケーションスキルが問われる検定試験です。
(抜粋終わり)

試験の形式については級により異なりますので、ここでは一例として特A級を紹介します。

試験は1次試験と2次試験に分かれ、1次試験ではリーディングとライティングの試験が行われ、それぞれ80点と20点の配点の合計100点満点制限時間120分の試験です。ライティングの単語数は200から250語で、主に国際情勢の中での国連の役割などが出題されます。

国連英検の特徴はその名が示すとおり、出題される問題が国連の組織、活動などに強く偏っている点です。それはリーディング、ライティング、スピーキング(2次試験の面接)全てにわたっています。リーディングの問題では英語の知識を検査する問題というよりは国連のチャーター、組織、活動などについての知識問題さえ出題されます。このためわかりやすい国連の活動と世界(Today’s Guide to the United Nations)という国連に関する概略をまとめた英語のテキストを読んでおくことが必須となっています。

2次試験のインタビュー(面接試験)でも国連あるいは関連する国際問題について諮問されるので、英語の技能以前に国際時事問題を追っていなければ返答に窮することになります。

試験対策としては、前出のToday’s Guide to the United Nationsを何度も読んでおくことに加え、リーディングにはThe Japan Times, Daily TribuneあるいはFinancial Timesなどの英字新聞、Timesなどの英文雑誌でカレントイシュー(時事問題)を追っておく、またBBC, CNNなどでもニューズネタをフォローしておくこと、スピーキング対策には英会話学校などでネーティブの先生を相手に時事問題などを口頭試問してもらいながら口述の練習をすることなどが効果的だと思います。

リーディングのテストの部分は出題される英文の分量が多く、時間内に全て回答するにはかなりのリーディングスピードが要求されます。リーディングスピードを1分間300単語くらいで進めるように意図的に早く読み、問題によってはスキャニングやスキミングで全問解答するペースに調整すると良好です。上述のとおり、面接試験のレベルも高いです。2次試験は東京と大阪でしか行われないので、福岡受験した受験生は2次試験では東京か大阪に上京(または上阪?)する必要があります。

出題される英文の分量、話題の特殊性、合格基準両面からいって、現在おそらく日本で最も難易度が高い英語検定試験です。また問題が趣味的で楽しめる検定試験です。ただし、英語にそれほど興味がない一般の人たちには「それ何?」と言われるかもしれません。外交官試験を受ける、国際公務員になるなど特定の目的を持って受験する人を除いて、国連英検特A級の合格は趣味的なものともいえそうです。

永江俊一
国連英検特A級保持
英会話大名

SATの練習問題

SAT: Question of the Day

SAT対策はあらゆる試験対策同様、練習問題をたくさんこなして試験慣れをするのが一番で、問題集がいろいろなところから出版されています。

The Official SAT Question of the Day(R)

ひとつ面白くてタダ!なのが、毎日1問の問題を出してくれるSATサイトのThe Official SAT Question of the Day(R)。カレッジボード(The College Board)のウェブサイトのコンテンツのひとつで、カレッジボードは試験問題の作成、実施にからんでいる機関なので問題のでどころとしてのペディグリーには申し分がありません。お勧めです。ウェブサイトは下記のとおりです。

http://sat.collegeboard.org/practice/sat-question-of-the-day;jsessionid=btBLJTHMM1n47yppTh2xTygJsph3nXLh0zdGs4Q9f0JxQXgxGw9X!1730756515!-1423085824

本日の問題

本日(平成26年11月1日)の問題は、以下のような問題でした。

(quote)
If 2^a = 4^b, which of the following expresses a in terms of b?

(A) b over 2
(B) b
(C) 2 times b
(D) 4 times b
(E) 2^b
(Unquote)

このページで上の上付きがうまく見れるかどうか分かりませんが、2のa乗イコール4のb乗というふうに階乗です。実際のウェブサイトではちゃんと見れますので、上のアドレスのURLをご参照ください。

答えは(c)の2bです。4は2の2乗ということを覚えていればそれで即答できる問題です。

正解率は52%。というのは、答えをオンラインでサブミットできるので、本日この問題を説いた人の数(27,353 responses)とそのうちの正解率が表示されています。

一日1問というのが、軽くて楽しいですね。

それにしても、日本の大学入試の数学ではこんな簡単な問題、絶対にでない。
アメリカの高校生の間でもSATの数学の問題はサル問題(monkey questions)と呼んでいるらしいですが、でも48%も間違えた人がいる。。。。

ところでSATの択一問題は誤答をすると4分の1点減点されます。適当に選択しても確率的に正答がでてしまうので、この効果を打ち消すためでしょう。だから、全くの当てずっぽうなら回答しない、方がいいのかな。それとも正解すれば1点、誤答すればマイナス4分の1点、期待値はほぼ0(で設定しているはず)なので、当てずっぽうでも適当に回答しとけば「損にはならない」のでやっぱり適当に回答しとけばいいのかな。That is the question.この問題が解けた人はコメント欄に解答お願いします。

永江俊一
福岡SAT講座|英会話大名
福岡県福岡市中央区大名2丁目

こども英会話教室の再編

こども英会話教室は成長分野らしい

ベネッセがこども英会話のミネルバを買収

小学校での英語の授業の導入が低学年化するのにともない、英語教育に対する需要は今後増えていくと予想されています。

通信教育その他教育事業を多く手掛けるベネッセは現在すでにベルリッツブランドの大人英会話に加えBenesseこども英語教室を展開していますが、先日こども英会話教室のミネルバを買収したと報道されました。

10月20日(平成26年)の日経の記事を引用します。

ベネッセホールディングスは子ども向け英会話教室「こども英会話のミネルヴァ」を運営するミネルヴァインテリジェンス(東京・新宿)を買収する。同社の売上高は2014年8月期で31億円。ベネッセは事業子会社ベネッセコーポレーションが保育園児から中学生までを対象にした英会話教室「ベネッセこども英語教室」を運営している。ミネルヴァを傘下に置き、こども向け英会話教室の全国展開を加速する狙いだ。(引用終わり)

また、読売新聞の別の記事によるとミネルヴァの全国の教室数は合計約400教室で会員数は約2万3000人だそうです。

こども英会話の教室平均売上高

これらの報道に基づくと、ミネルバの1教室当たりの売上高は平均約780万円、1教室当たり生徒数約57名で、生徒さん1人あたり単価約13万7千円、12か月で割ると約1万1千円になります。ミネルバのHPを見ると主力と思われる英会話レッスンの月謝が8千円か9千円となっているようですから(その他に入会金、年会費などあり)これらと符合する数字です。

福岡では近頃伊勢谷さんのテレビコマーシャルでCoCo塾ジュニアの積極的な展開があり、それに呼応するように関口麻里さんを起用してEECジュニアが積極的にコマーシャルを展開するなど激しい宣伝合戦が繰り広げられておりました。各こども英会話運営会社は、ホームティーチャーの獲得と、生徒さんの誘導にかなり力を入れている状況のようです。

英会話大名は特にこども英会話に特化しているわけではなく、また教師の雇用形態も共通項はなく、全般的な業態はかなり異なりますが、しかし販売しているサービスが英会話授業という点ではかなり類似している側面があります。英会話大名はこれらの大手資本の会社とは異なり広告販売費を大きくさけるわけではありませんので、またテレビなどマスメディアを用いるような商圏の広さもなく、これらの大手こども英会話教室の数字と比較することにはあまり意味がありません。とはいえ、1教室当たりの売上高、平均生徒数などの上記資料を見ると、英会話教室の運営はなかなか厳しいものがあるということをあらためて思います。780万円という額はおそらく日本の平均世帯収入に近いくらいの数字だと思いますから、仮に1教室だけをひとりの先生が運営すると仮定すると、780万円から一定の経費を差し引くと家計を支える所得を得るのは難しいことがみてとれます。ミネルヴァという大きな看板をしょってもこの金額ですからブランド力の弱い教室はさらに苦戦してもおかしくありません。

To be or not to be

英会話教室というのは1教室当たりの零細な売上高を補うためにいずれ全国展開しないとペイしない業態なのかもしれません。英会話大名も小規模のまま運営を続けていずれ消滅するか、あるいは福岡市以外の地域に展開して規模の経済を享受する規模まで拡大する道を選ぶのか、長期的には2つにひとつの選択肢だけなのかもしれません。To be or not to be, that is the question.

こども英会話教室を利用する側の方たちの視点からこの状況を語れば、ミネルバに通っている生徒さんのテキストはどうなるんでしょう。ミネルバはもともと全研という名称の英会話教材を訪問販売で販売することありきで、教室はあとづけで始まっており、ミネルバのテキストはこども英会話教室の重要な構成要素と思われます。ベネッセはもともとは福武書店の商標で営業していたくらいですからこれもベネッセこども英語教室で使用するテキストには力を入れていることは想像に難くありません。ミネルバ買収によりベネッセはミネルバの展開する400教室でベネッセの教材を販売する販路を得たのか、あるいはミネルバのテキストを残し、完全に独立した2つのブランドを展開していくのか、今後の動向が興味深いところです。なお、ミネルバは東京、大阪圏が展開の中心ということで、福岡市内ではHPによると3教室くらいしかないようです。

ここ数年の英会話事業の動きでは、介護サービスの最大手ニチイ学館がマンツーマン英会話の大手Gabaを買収したあと大人向英会話をCoCo塾の新ブランドで立ち上げたあと、CoCo塾ジュニアでフランチャイズによるこども英会話に参入、ベネッセがベルリッツを買収したあと今回のミネルバの買収、英会話最大手であったノバとジオスの倒産のあと中堅の企業に事業が引き継がれるなど英会話業界以外の大きな資本による英会話チェーンへの買収による参入によって英会話業界の整理、再編が進んでいる感があります。これは英会話各社の財務的体力が弱っていることと、それにもかかわらず英会話(特にこの場合こども英会話)の教育サービスは長期的には期待できる事業分野とみられていることだと思います。

少子化が進んでいるので子供さんの数自体減っていくのは疑いの無い事実なので、今後需要が伸びると見込んでいる主な理由は小学校での英語教育の変更であろうと推測します。小学校5年生からの英語を正式科目とし、また外国語活動としての導入を小学校3年生に早める動きになっています。英語の授業の仕方も基本的には英語は英語で教えるようにしようという動向もあります。この辺のイシューについては先日の記事に投稿したのでこの記事を引用します ⇒ 学校の英語授業を英語で行うことの是非

ニチイ学館はGabaというブランドを持っていながらあえて「ココ塾」なんていう英会話教室としては不思議なブランドを作って頻繁なテレビコマーシャルを展開していて、英会話の売り上げでこんな全国的なテレビコマーシャルがペイするのかな、あのノバ(NOVA)だってついには潰れたし(前身のNOVAで、現在の経営のNOVAのことではありません)、と思っていた人もいたのではないかと思いますが、ココ塾ジュニアのホームティーチャー募集の宣伝が出てくるに至って、ああ本命はここにあったのかと合点がいきました。こども英会話のフランチャイジーとなるホームティーチャーの方の争奪戦は外野から見るとまさに今福岡では戦国時代の様相です。

こども英会話はホームティーチャーによるフランチャイズか外人の英会話講師による直営か

こども英会話の業態は大きく分けて2つの業態があり、一つは傘になるブランドの下に個人事業者、特に多くは英語に堪能な主婦などが自宅などであるいは個別指導塾などの塾の一部がフランチャイジーとしてこども英会話教室を経営するタイプ、もうひとつは大手の大人向英会話教室などがそこで教鞭をとっている外国人の講師などを活用して直接こども英会話を経営するタイプ。市場規模としては前者がはるかに大きく、今後小学生への小学校での英語導入を受けてこの分野で数社のフランチャイザーが鎬を削る競争となっていくようです。次の買収、テークオーバービッドの対象になるのはどの英会話チェーンでしょうか?

英会話大名|福岡市中央区

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  • 英検準1級試験|2014年第2回実施(平成26年10月12日実施)英検試験(筆記試験)解答

    英検2014-2を本日福岡で受験した英検英会話大名の生徒さんへ

    本日平成26年10月12日実用英語技能検定試験が行われました(福岡市)。英会話大名の生徒さんが英検準1級を受験されました。解答速報については日本英語検定協会から明日(平成26年10月13日)以降公表されると思いますが、どの程度できていたか一刻も早く知りたいということで問い合わせがありましたので、以下に解答と思われる番号を記しますので、参考にしてください。

    以下に記す内容は当英会話大名の2014年第2回英検準1級を受けた英検クラス生徒さんのために単なる情報として提示するものでありまして、他の用途で他の方が使用された場合に何らの責任を負うものではありません。解答は実施機関から入手したものではなく1個人の私的な意見であり、情報の正確性を保証することはできません。また筆記試験の内容だけに触れています。公式の解答速報がでるまでの暫定的な保証のない情報として使用してください。開催地:福岡

    2014年10月12日実施英検準1級解答(案)

    実用英語技能検定準1級|会場:九州産業大学福岡試験会場
    1番:語彙の選択問題
    (1):1
    (2):2
    (3):1
    (4):4
    (5):4
    (6):2
    (7):3
    (8):1
    (9):4
    (10):3
    (11):2
    (12):4
    (13):1
    (14):3
    (15):1
    (16):4
    (17):4
    (18):2
    (19):2
    (20):1
    (21):3
    (22):4
    (23):1
    (24):1
    (25):2

    2番:長文空欄選択
    (26):3
    (27):4
    (28):1
    (29):2
    (30):1
    (31):3
    (32):2
    (33):2
    (34):1

    3番:長文要旨選択
    (35):4
    (36):4
    (37):2
    (38)3
    (39)4
    (40):3
    (41):1

    4番以降作文及びリスニング問題解答省略

    以上、福岡市試験会場で配布された試験問題に対する解答です。

    (1)番の問題では空欄のあとにofがありますが、これも大きなヒントになります。disposeとofでセットです。disposeは自動詞で使用されるときofを伴って、すなわちdispose of で~を処分する、破棄するという意味になり、他動詞のような働きをする熟語(phrasal verb)です。
    ところで、動詞(verb)にはたいてい名詞形がありますが、disposeの名詞(noun)つまり「処分」の名詞にはdisposalとdispositionなどがあり、disposalのほうはごみの処分(garbage disposal)など「捨てる」というニュアンスの処分で、dispositionのほうは行政処分(administrative disposition)など処置するというニュアンスの処分の意味で使用されることが多いです。

    英検クラス

    福岡市内英会話教室

    英語塾と英会話教室

    マイヤージャパンはマイヤー英会話教室という屋号で英語教授サービスを提供しています。

    同じく英語教授サービスを提供する事業として、英語塾、英語じゅくという業態があります。英会話教室と英語じゅくとの違いは名称の他に本質的違いは何でしょうか? ⇒ 英語塾

    英会話」というサービスから連想されるサービス内容としては、オラル(口頭)での英語の対話を練習する機会を与え、英語での会話の仕方、方法などを教授する英語サービスと考えるのが一般的ではないでしょうか。普通このサービスを提供するのは英語をネーティブとする外国人ということも前提にしていることが多いと思います。
    一方、英語塾(英語じゅく)という名称から連想されるサービス内容としては、中学校、高校などの学校教育で実施される授業の英語の理解を助ける、補習する又は助長する主に読解(リーディング)と多少の英作文(ライティング)を含む英語の「勉強」の仕方を教える英語サービスと考えるのが一般的でしょう。普通このサービスを提供する先生は日本人ということも前提にしていることが多いと思います。

    学校教育の成績で学校の成績がつけられ、そして受験して希望の高校・大学に進学することが学生の世代で最も重要な学生生活の目標の一つと位置付けられているため、英会話は学校で英語を学び始める前の「お習い事」で、塾は学校で英語が科目として勉強している間に通うまじめな勉学の対象、そして大学等を卒業して社会人になり、学校で学んだはずの英語が実社会で実用できないことを知り、仕事で取引先の外国人と対話する技能を学ぶために再び英会話教室に通う、というパターンが一般的なサイクルであったのではないでしょうか。

    ところが、学校で学んだ英語が全く使い物にならないというのは、消費した時間を考えると非常に残念な状況であり、「実用に耐える」英語を最初から学校で教えるべきであるという考え方が最近では主流になりつつあります。そうするためにはどうすればよいか、という発想から出てきたものが中学校で採用されているALT(外国人による外国語指導助手Assistant Language Teacher)あるいはNSネーティブスピーカー)であり、大学入試の英語試験をTOEFL試験やTEAP試験などの4技能評価テストに変えていくという最近の議論・展開です。

    中学・高校生は学校の英語の成績や高校、大学の受験に焦点が向くので、いきおい英会話教室より英語塾(総合塾での英語の受講を含む)に通うほうが一般的になります。英会話教室では学校の成績に好ましい結果をもたらすトレーニングができないという(誤った)認識があるからです。従って、比較的塾は1クラスの人数が多く、英会話教室は人数が少ないという傾向にあります。一方、コスト面から分析すると、塾は先生として過去に英語の勉強を経験してきた人、すなわち大学生や若いフリーターの方などを配置することができ、教員のコストは比較的低くできます。一方、英会話で英語ネーティブの先生を配置することにより教員のコストは高くなります。価格はすべからく需要と供給のバランスで決まりやすく、日本での英語ネーティブの学位保有者という条件を満たすものは供給が少ないために価格は比較的高くなります。塾の講師に比べ、英会話の講師は少なくとも3倍くらい高い単価なのではないかと思います。

    したがって、塾では多人数の受講生に比較的低価な教員、英会話では少人数の受講生にもかかわらず比較的高価な教員、という絵柄になり、英会話教室の経営は苦しくなる傾向があります。

    英語を教えるのに英語ネーティブの講師がより適しているのか、英語を第2外国語として勉強した英語を知っている日本人が適しているのか、という議論があることがあります。英会話大名では英語を教えるのに、なぜあえて高い教員である英語ネーティブの教員にこだわるのでしょうか。仮に、英語を第2外国語として勉強した英語を知っている日本人が適しているということに真実があれば、わざわざより高い英語ネーティブの講師を使用するのは経済合理性にあいません。このことから明らかなように、英会話大名で英語を教えるのに英語ネーティブの教員を使用するのはサービスの品質を保ちたいからで、英語を教えるのに英語ネーティブの講師が断然適していると我々は考えています。英語に関する知識という最も肝心な部分で、英語ネーティブの講師と日本人の講師とでは技量の差が歴然としているからです。例えば、英語のライティング科目などでは普通の大学生が指導できるほど正しい英文を知っているとは考えられません。

    ネーティブの英語の先生だと日本語で説明してくれないので授業が分からない、という話があります。
    外国人は日本語が分からないというのは昔の話で、今日日本で英語を教えている英語ネーティブの先生は日本での滞在年数も長い人が多く、流暢に日本語を話せる先生もたくさんいます。しかし英会話大名では英語の授業中に教員が日本語を話すことは基本的に禁じています。クラスで教えるのは英語であって日本語ではないというのが主要な理由ですが、もうひとつ大きな理由は英語の意味を日本語で説明するというプロセス自体にほとんど使用価値がないからです。また、筆者は英語を日本語に和訳させるという従来の教育課程自体が英語習得を遅らせている大きな阻害要因であると観察しているからです。

    英文和訳というプロセスにほとんど使用価値がない、というのは、(翻訳者・通訳者である場合を除いて)社会で実際に英語を使用する状況においては英語での対話が続くのであって、和訳を求められることはないからです。より卑近な場合の大学入試などにおいても今どき「次の文章を和訳しなさい」という出題をされることはまずありません。

    順調な英語習得をするうえで最も重要なことは何かといえば「スピード」です。普通に会話される英語の文章をプロセスし、書かれた文章を1単語でも多くすばやく読み取る速さを獲得することが肝要で、これがまた英語習得の最終的な目標でもあるわけです。逆説的に聞こえるかもしれませんが、リーディングのスピードが速まれば、書いてある内容理解の正確度もこれに比例して上がります。

    私の過去の読書経験では、英文は1分間に少なくとも300単語くらいのリーディングスピードで読まなければ使用に耐えません。使用に耐えないというのは、それくらいのスピードで読まなければ書かれている内容の興味深さにかかわらず「退屈」になり読むのをやめてしまいます。英語はおもしろくない、と思っている方のほぼすべての原因がこれだと思います。
    英語を勉強する上で、英文の意味を日本語で説明する、すなわち「英文和訳」というプロセスはまさにリーディングスピードを半分以下に落とし込み読むのを耐え難いほどつまらなくして学習者を英語嫌いにする自殺的行為なのです。

    教育は国家の一大事といわれることがありますが、そしてそれは真実ですが、もっと重要なことは教育は個人の一大事です。したがって英語を学ぶ場合には費用よりも品質を重視すべきと思いますし、せっかく英語塾に通うのであれば費用をけちって英語を知らない人に指導させる場所を選ぶより英語ネーティブの先生がスピーディーにきちんとした英語を教える英語塾を選ぶのが賢明です。

    ネーテイブ英語教授の英会話大名
    福岡市大名2丁目
    福岡市英会話教室

    大学入試制度改革、英語試験の改革について

    大学入試制度改革について提言が進んでいます。特にここでの話題としてはその中でも当然に英語に限られてくるわけですが、入試の英語改革については、従来の大学の課す英語の試験に並行させる形で外部の英語資格試験スコア利用しようという動きがあります。外部の英語資格試験というのは、例えば、実用英語検定(いわゆる英検)、IELTSTEAPなど民間の認定試験機関が行う英語技能を評価する試験です。

    日本の多くの英語学習者がかかえる口頭(オラル)の英語力の不足と試験改革

    英語の入学試験に代えて、又は選択肢として外部の英語資格試験を使用するという動きの背景には、高校を卒業して大学に進んだ学生の英語力、特に口頭(オラル)の英語力が不足している、あるいはその後社会に出て業務をするときに職業人の平均的なオラルの英語運用能力がはるかに不足しているという現実と、またその状況を解決したいという情勢があります。

    選択肢が増えたことは受験生にとって好ましい進展で、英語資格試験を受けてスコアを先に取得することにより英語科目の受験勉強を先に終わらせ受験勉強を残りの科目に集中することができます。短い受験期間に勉強する科目を減らすことにより受験生の負担が減ります。

    これらの外部の英語資格試験は各試験に特徴がありますが、一般の大学の英語入学試験の問題と比較して一般的にいえることは、いずれもリーディング技能以外に、リスニング、ライティング、スピーキング技能の評価が盛り込まれているという点です。たとえばIELTSTOEFLでは4技能はそれぞれ均等に評価され、TEAPではリーディングとスピーキングのモジュールとスピーキング及びライティングのモジュールを選択して受験する、またTOEICでは基本はリーディングとリスニングだけの評価ですが割合は均等になっています。このように各試験によって評価項目が違うので、受験大学あるいはその他提出先で受け入れる試験が複数あるのであれば、自分の英語能力に合わせて最も実力が発揮できる試験を利用するのがいいように思います。

    英語4技能を評価する英語資格試験導入の背景

    大学入試にリーディング以外の技能を盛り込んだ外部の英語資格試験を導入するという動きの背景にあるのは、現在実施されている大学の入学試験がリーディングの評価だけに偏っており、これがオラルの英語力をより重視する学習要領を文部省などが指導しても高校側(高校の教師及び高校生)でオラルの英語の学習に力を入れる結果になれないという反論と現状分析があります。大学入試を変えれば高校での英語教育が変わるという論理です。

    私は高校時代、大学入試には関係ないと知っていても体育が一番好きで一番力を入れましたし、また例えば国語の入試問題では基本的に読解の問題しかないけれどもそれで高校生のオラルの国語力が伸びないという原因にもなりませんから、上記の大学入試が変われば「自然に」高校の英語教育が変わる、つまり高校生が英語についてよりオラルの技能を重視する勉強をするようになる、というのは少しばかり論理的な根拠に欠けるところがあり、あるいは議論の飛躍か誤認かもしれません。英語について大学入試を変革することとは別個に高校での英語のカリキュラム(そしてもっと肝心なことはその実践手法)を変革する具体的で実効的な方策をうつ必要があるでしょう。

    英会話大名でのネーティブ英語の実際的学習

    英会話大名では、かねてより英語の学習はオラルから引っ張るという指導方針であり、学校のカリキュラムで物足りなく感じている高校生の方には喜んでいただける「使える英語の学習の場」を提供していると思います。英語はしゃべれるようになれば、書けるし読めます。ネーティブ英語の英語教授サービスを提供する英会話・英語スクールです。

    大学受験関連のサービスに関するページ:
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    永江俊一
    英会話大名
    福岡県福岡市中央区大名2丁目

    IELTSの必勝ライティング勉強法

    アイエルツのライティング

    IELTSアイエルツ対策ライティング(作文)勉強法を考えてみましょう。

    IELTSの試験問題はタフです。TOEFLとIELTSのスコアの両方が認められる大学を志望する場合、一般的にはどちらを選んだほうがいいいでしょうか?
    答えは分かりきっています。もちろん両方です。両方受けてどちらか少しでもよい評価がだせた方で提出先にアピールしましょう。

    TOEFLとの比較の上でのIELTSの特徴

    IELTS(のアカデミックモジュール)とTOEFLはどちらも目的は類似しており、試験内容もリーディング、リスニング、スピーキング、ライティングの4技能を均等な比重でテストする様式となっています。但し、試験の方法がIELTSがコンベンショナルな対ペーパー対人の試験であるのに対して、TOEFLは主力はインターネットベースとなっています。試験にインターネットを利用するのは合理性に優れていると思うのですが、一方これが弱点でもあり、試験が比較的小規模な多数の試験会場で行われることもあり不正な受験を排除するのに困難を伴うように思います。

    試験の方式が異なるので個人によって各試験に対する得手不得手が生じることが予想されますので、志望の大学が幸運にも両方のスコアを受け入れるのであれば、当然TOEFLとIELTSの両方の試験を受け、自分の英語の成績を高く評価する結果となったスコアを使用すべきです。自分が福岡県に住んでいれば、IELTSの試験は福岡を受けた後必要に応じて京都まで受けに行くなど、試験の機会を増やしましょう。あまりあってはいけないことですが、実際的に採点者が変われば結果も多少は変わるかもしれません。IELTS、TOEFLともに受験料は安くはありませんが、スコア/バンド取得の及ぼす重要性をかんがみると僅かな受験料を気にしている場合ではありません。またTOEFLは(福岡の場合)いくつも試験場がありますので受けやすいところに早めに予約しましょう。

    各試験の問題の難易度は、上記のように出題・回答の仕方が異なるので直截的に比較できず、難易度の結論を決めつけるのは難しく、受験者の好みにより結論は異なってくるのではないかと思います。要は各個人の受験者がどちらがやりやすいと感じるかということでしょう。私自身の意見としては、リーディングのパッセージについてIELTSの方が若干分量が多いことからうかがえるように、わずかにIELTSの方がTOEFLに比べて難しいほうに振った試験ではないかと思います。繰り返しますが、断定しているわけではありません。また、出題の問題がどちらがむつかしいかということは結果がどちらのほうが出しやすいかというのとは別の話です。これらの試験は他の受験者と比べてどのくらいに位置するかということが重要なので、むつかしい試験問題だからあなたのスコアが下がるということではありません。

    IELTSのライティング問題の回答法

    さて、本題のアイエルツライティング問題の勉強法ですが、「敵を知り己を知れば百戦危うからず」なので、ケンブリッジ大学出版の発行する練習問題とその模範解答等をできる限り多く「暗記」します。少なくともタスク1タスク2問題タイプのそれぞれについて100問くらいの問題例を読み、模範解答を読みます。ライティングの答えはもちろんひとつではありませんが、この際そのような理屈はよそにおきましょう。模範解答を徹底的に覚えます。固有名詞から冠詞、前置詞に至るまですべて暗記します。

    アイエルツのライティングの問題はタスク1とタスク2の2問ありますが、1問目はグラフ、機械その他のものを「記述」させる問題、2問目はあることについての問題提議がされ、それについて受験者の考えを述べさせる問題です。当然タスク1とタスク2の書き方は全く異なりますが、タスク1とタスク2それぞれは対象物が変わっても記述と意見を表明するということにおいて本質は同一であり、書き方は多くを流用できます。

    タスク2のエッセイの設問にはいくつかバリエーションがありますが、そのうちの典型的な模範解答の多くが、設問のステートメントについて自分の立ち位置・立場を決め、イントロダクションのパラグラフで自分の立ち位置を表明しかつどのような論点についてどのように議論していくかを簡潔に表明し、それから各論点を2つか3つあげてこれに具体例、事実などでサポートし肉付けしたボディを展開してそれぞれの段落を構成し、最後に再度自分の意見をまとめる結論のパラグラフでしめくくるという形式になっています。真ん中の2枚(又は3枚)の肉(ボディ)をイントロとコンクルではさみこむハンバーガー形です。このエッセイタイプの作文はトフルの解答例でもほぼ共通なことが分かります。

    自分の立ち位置を決めるときには、議論しやすい立場をとるべきであることはいうまでもありません。このアイエルツのエッセイは、受験者の思想を問うものでもなく、発想の独創性を競うものでもなく、単に英語の作文の能力を測る試験ですから、その目的にそって奇をてらわず自分により身近な具体的な議論がしやすい立場をとります。その方が議論しやすければ自分の個人的な意見とは逆の立場をとっても一向に構いません。また、制限時間と適切な単語数からして、あれもこれもと話題を広げずに2つか3つの論点に絞り込み、絞った論点に集中して深く掘り下げていくことにより必要な単語数を稼いだほうが良好です。従って、論点は必要な語数がそれで満たせる限り、一般的には3つよりも2つの方が有利でしょう。

    この場合、段落はイントロ、ボディ2つとコンクルージョンの合計4つになります。あるいは議論にめりはりをつけるためにある論点に対して別の観点などを挿入すると段落は5つです。仮に全解答の目標単語数を280単語とすると、5で割って1段落56単語、受験者が無理なく(文法的に破綻させることなく)作文できる節(clause)の平均単語数が10単語程度だとすると、平均で合計5分節ほどからなる数個の文章で段落を構成することになります。

    ライティング問題の模範解答暗記のすすめ

    暗記の利点ですが、一つには書き方のひとつのスタイルが定着すること。このスタイルを「テンプレート」または「ボイラープレート」と呼びましょう。100問の例題の模範解答を暗記しておけば、実際の試験では出題される対象物についてそれぞれのテンプレートに文章を「流し込み」できます。もうひとつには、ライティングの評価項目として文法等誤謬のないこと、正しいシンタックスに従った英文であることが求められますが、暗記した文章は当然ながら英語について誤用がありません。減点されない文章なのです。

    試験なのに自分の文章を使用しないのは卑怯ではないか、との心配は無用。暗記をなめてはいけません。司法試験、会計士試験、不動産鑑定士試験いずれも有数の資格試験ですが、すさまじい量の文章をただただ「暗記」させられます。会計基準、鑑定基準、これらは一文字一句たがえずに暗記しなければ合格できません。暗記するまで読み込むことによってはじめて本質が本当に理解できると考えられているのです。例を外国に求め過去に遡れば、中国の役人登用の科挙の制。この試験では膨大な量の四書五経の一文字一句まで暗記するのが前提。300単語の英文模範解答の100問の暗記など○(伏字)みたいなものです。裁判官の下す判決文、公認会計士のだす監査報告書、不動産鑑定士の発行する鑑定評価書、これらすべてテンプレートに流し込みされた文章で、ほぼ同じことが書いてあります。自分独自の文章を書きなさいなどという試験要項はありません。試験の準備として問題例の解答例を暗記することはカンニングではありません、正攻法の試験準備勉強です。司法、会計、不動産の専門家はテンプレートを使うことにより彼らの書類はいつでも必要にして十分な事項が網羅された100点満点の書類になります。これらの高度なたいへんな試験と並べることはおこがましいことかもしれませんが、IELTS受験生も暗記した模範解答を基にして生成したテンプレートを活用してなんら恥ずべきことはありません。

    それでもいやエッセイとは自分の考えを展開するものであり、その展開する仕方や内容は個人個人で異なるはずであり、テンプレートに入れ込んだり、人の英文をまねた紋きり的な構成や言い回しをするのはすかんしまた自分なりのユニークな構成や言い回しのほうが評価されるはずだ、という頑固な意見の方もいらっしゃるでしょう。結局は論理的で理知的でアカデミックな英文を書けばよろしいという結論には間違いはありません。但し、アイエルツの作文の評点は例えば直木賞や芥川賞の受賞者を選ぶこととは違いますので、スコアは普通より少しだけ高い英語力を持つ多くの凡庸な人が採点の規準に基づいてたくさんの受験者の書いたそう上手ではない英語のエッセイを一定の観点から採点することを考慮してその信念は試験では少し妥協しましょう。平凡でも確実ななるべく評価されやすい、つまり採点者から見れば採点しやすい定石に従った文章を書いておくほうが無難で、スコアという目的では良い結果になりやすいように思います。

    模範解答を100問暗記してもライティングで高バンドを取れなかったらどうするか?
    そうですね、その場合はテンプレートに流し込んだ回答者独自の英文の単語や用法の中に大きな誤りを含んでいることが考えられるのでおそらく基礎的な英語力が欠如しています。暗記した100問のボイラープレートをあてはめても正しい英語が書けないのであれば、IELTSを受けて受理される結果がだせるところまで英語運用力が達していないと一旦あきらめるか、もしくは800単語くらいのボキャブラリでも取り組める簡易な英文を100冊くらい読んで基礎的な英語をやり直ししてから再度挑戦しましょう。簡易な英語を繰り返し読めば、「読める文章は自ずと書ける」という真理に導かれ必要な作文力は備わるものです。(ところで、この簡単な英文の物語を読みまくるという勉強法は非常にパワフルな効果があり、普通はこれでリスニング、スピーキングとライティング、リスニングスピードの問題が速やかに解決します。)たとえ結果的に模範解答を100問暗記しても所期の結果がでなかったとしても、模範解答を暗記しなければもっといいスコア/バンドが取れていたのに、ということは絶対にありません。安心して模範解答を100問暗記しましょう。100問暗記する時間がない場合は1問でも、2問でも能力と時間の範囲内で最大数の模範解答例にあたり、不完全ながらテンプレートを暗記していれば少しは足しになります。

    英会話大名のIELTSアカデミックライティング

    英会話大名のアイエルツアカデミックライティング@福岡のクラスではマンツーマンネーティブ講師が受講者の書いた作文を添削してエッセイの効果的な構成、文章の正しいシンタックス、文法、使用すべき単語を的確に指導します。受講者はエッセイの構成などを暗記したテンプレートに流し込み記述してもなお流暢に書けない部分について、先生から赤ペンを入れてもらい、作文の精度をあげます。IELTSアカデミックライティング(学術用英語の作文)の添削は必ず英語ネイティブの先生にしてもらってください。日本人の方でも英文を直せる力量を持った方はいるでしょうが、おそらく私塾で英語の先生などはしていないはずです。IELTSの講座に関する問合せは当ウェブサイトのメニューから「問い合わせ」をクリックして英会話大名にメールしてください。

    永江俊一
    英会話大名
    福岡市中央区大名2丁目