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青山学院大学のTEAP

青山学院大学のTEAP

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拡大するTEAP試験利用大学・青山学院大学の例

2016年の大学入試でTEAPを新たに採用する大学のうち、青山学院大学青学)の例では、いくつかの学部でTEAP(ティープ)のスコアを出願資格のひとつと/して採用し、一定基準点を満たしていれば英語試験免除になり入学試験当日はそれ以外の科目の受験になります。

青山学院大学のウェブサイトによると、例えば文学部英米文学科の一般入試では、TEAP4技能合計スコアが280点以上の場合、英語の試験は免除となり、大学での受験科目は国語と地理/歴史です。

ティープ利用が今後も広まる必然性と含まれる矛盾

TEAPの4技能とは、リーディングとリスニングに加え、スピーキングとライティングのモジュールも含めた全4技能です。英語の4技能試験を大学入試に活用していくというのは、スピーキングとライティングの試験を課せば、高校生の勉強がこの方面に向いて、全体的に日本国民の英語能力を高めることができるという仮定に基づいた国策の一環なのですが、私はこれはあやしいと思っています。これは順序が逆で、入学試験は入学志願者の卒業した教育過程の履修内容の達成度を計測する目的を持つべきものなので、中学・高校の学校での英語教育を変えてそのあとに入試を変えるのが筋なのは普通誰が考えても分かりきったことです。学校で指導できない内容を試験で課しても受験生が自然にできるようになるはずがない。ここらへんの議論が盛り上がらないのは当の学生にとっては不合理です。試験を変える前に変えるべきことがあるはずなのに、これは問題が大きすぎまた大きなひんしゅくを買う問題を抱えているので避けているのかもしれません。

ティープは4技能のレッテルをはった英検2級+

TEAPのリーディングとリスニングは英検の焼き直しみたいなところがありますので(但し、英検2級ではリスニングとリーディングの得点比率が4割対6割くらいであるのに対して、TEAPでは各100点で得点比率が5割対5割となっており、リスニングの比重が上がっていて、それに伴い内容のバラエティが増え難度も上がっています)、多くの高校生になじみが深いと思いますが、ライティングとスピーキングはこれまでの学生の試験ではあまり出題されなかった部分なので少しとりつきが難しいかもしれません。しかし、TEAP導入の背景となっている英語教育の改革のめざすところはリーディングに偏らない4技能の習得にあるので、これらは受験者の方が慣らしていくしかありません。

とはいえ、グッドニュースは少なくとも当面のTEAPの問題ではライティングとスピーキングといってもIELTSTOEFLで求められるようなレベルではなく現在の受験生の現実を反映した容易なタスクになっているので掛け声ほどの違いはありません。ライティングの問題は与えられたパッセージの書き換え作業的なもので自主的な作文を求めておらず、もっと難しい設問にしなければもともとの英語改革の趣旨に添わないのではないかとさえ思えます。ティープは4技能のレッテルをはった英検2級+(プラス)と思って差し支えありません。(※分かりやすいようにあえて単純化した表現をしています。上述のように特にリスニングでは新しいタイプの多くの出題がされていますので、実際には多くのTEAP独自の試みがされています。また筆者の独自の感想であっていずれの機関の承諾を得たものでもありません)

英語の試験改革で最初に議論に上がったTOEFLやIELTSに比べると、TEAPは日本の受験生用にあつらえた容易な設問になっているので青山志望の受験生はティープのスピーキングとライティングをどんどんてなずけていきましょう。ただし総点280点は結構ハードル高そうです。

※但書:本ブログ記事の内容はブログ作成者の個人的な意見であり、記事中に言及されている大学・教育機関やTEAP試験実施機関の検討を受けたものではありません。 

永江俊一
英会話大名福岡
4技能対策塾

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